committer
mav
- Welcome Alexander Motin氏
(mav) が新しくsrc committerに就任しました。同氏はこれまでMultilink PPP Daemon (mpd) に関する開発を続けてきました。同氏は同作業を継続するとともに、 Netgraphサブシステムおよびほかのネットワークサブシステムの開発を継続するとしています。 trasz
- Edward Tomasz Napierala氏
(trasz) が新しくport committerに就任しました。同氏はこれまでGCC41やX11BASEなどさまざまなportsについてPRをサブミットしてきました。今後もaudio/ musicアプリケーションやRosegardenの移植などの作業を継続するとしています。
Summer of Code
SoC
Google Summer of Code 2007において採択プロジェクトが発表されました。今期SoCでは6,200近い申し込みから900を越えるプロジェクトが採択されています。FreeBSDから採用されたプロジェクトは次のとおりです。
- バイナリレベルのシステムアップグレードメカニズムであるfreebsd-update(8)に対するGnomeフロントエンドの開発
- The BSD Licenseで実装するMulticast DNSレスポンダーの開発
- 統合されたports/
packageシステムデータベースバックエンドの開発 - スーパートンネルデーモンの開発
- lockmgr(9)の再実装
- FreeBSDにおけるApple MacBookのサポート
- セキュリティリグレッション試験
- GVinumエンハンスの実現
- Ports Collectionにおける並列処理化
- TCP/
IPリグレッションテストスイート - syscallオーバーヘッドの回避に関する取り組み
- msdosfsインフラストラクチャの整備
- OpenBSDハードウェアセンサーフレームワークの移植
- 分散オーディットデーモンの開発
- 汎用入力デバイスレイヤの開発
- bus_
alloc_ resources()コードのアップデート - BSD bintoolsプロジェクトに関する取り組み
- LinuxulatorをLinux 2.
6対応へ更新 - The BSD Licenseにおけるテキスト処理ツールの開発
- オーディットログ解析ツールの開発
- Ports Collectionインフラストラクチャの改善
- PMC GUIの開発
- PXEにおけるHTTPサポートの開発
- FreeBSDグラフィカルインストーラの開発
- FreeBSDに対するLinux KVMの移植
これまで採択されてきたFreeBSD SoCプロジェクトの中で最も充実したラインナップです。ここ数年、
SoCに参加した学生がそのままcommitterになるケースが多く、 SoC 2007も期待できるものになりそうです。
ports
インフラストラクチャ
- これまでPorts Collectionの動作を改善するために多くの作業が実施されてきました。今後さらに増え続けるPorts Collectionの動作を支え続けるには、
処理並列化やメタデータのデータベース化などインフラストラクチャの改善が検討課題となります。FreeBSD SoC 2007における取り組みも期待できるものになりそうです。