FreeBSD Daily Topics

2007年4月17日CAMからGiantを削除、pseudofsがMPSAFEへ、top(1)へ'a'オプション追加、FreeBSD 4.xサポートの削除、Nagios 2.9へ更新

src

sys/cam sys/cam/scsi
sys/dev/*
sys/pci

CAMからGiantロックが排除されました。新しい実装ではドライバはCAMが同期やデータオブジェクトの保護するために使うmutexを登録して動作します。Giantロックは排除されましたが、ドライバはまだMPSAFEにはなっていません。

また、ドライバAPIが変更されているためすべてのCAMドライバは再コンパイルが必要です。ユーザランドAPIは従来のままであるため、camcontrol(8)のようなユーザランドAPIを使って動作するコマンドは再構築をする必要はありません。

contrib/top
usr.bin/top
top(1)コマンドに新しく⁠a⁠オプションが追加されました。⁠a⁠を指定した場合、実際に実行されている名前のかわりにargv vectorから取得した拡張プロセスタイトルを表示します。setproctitle(3)を使ってステータス情報を設定したアプリケーションを監視する場合に便利です。
sys/fs/pseudofs
pseudofsがMPSAFEになりました。この結果procfs、linprocfs、linsysfsもMPSAFEとなります。

ports

FreeBSD 4.x support
FreeBSD 4系はすでにEoLとしてセキュリティサポート、デバイスサポート、Ports Collectionsサポートが終了しています。Ports Collectionsから随時4.X系のサポートが削除されています。依然として4.X系を採用している場合は早期の6.Xへの移行を検討してください。
net-mgmt/nagios
Nagiosのportが2.9へアップグレードされました。アップグレード以外にもいくつかの問題が修正されています。Nagiosユーザはアップグレードを実施しましょう。

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