FreeBSD Daily Topics

2007年6月15日2TB以上のパーティションへ対応-GPT、AUDITオプションのデフォルト化、JDK15のベースソースをJRLへ変更

future work

GPT replace

current@メーリングリストに、現在採用されている⁠MSDOS fdisk⁠⁠BSD labels⁠パーティショニングをGPTパーティショニングに置き換えるアイディアが投稿されています。
従来の方法では2Tバイトを越えるパーティションをサポートできないためGPTパーティショニングに置き換えることで対処しようというものです。
ZFSの移植やgjournalの採用、GEOMなど最新の機能を活用する新しいインストーラの開発など、現在のパーティショニングを新しい仕組みに変更する時期としては適切だといえます。そろそろ7.0-RELEASEへむけた作業が開始されるため、同変更は新しい開発ブランチである8-CURRENTに対して実施されることになる見通しです。

src

sys/*/conf/GENERIC

amd64、i386、ia64、pc98、powerpc、sparc64、sun4vすべてのアーキテクチャ向けデフォルトカーネル設定ファイルGENERICにおいて「AUDIT」オプションがデフォルトで有効になりました。このため以降はカーネルの再構築を実施することなく/etc/rc.confに設定を追加するだけでセキュリティイベント監視機能を使えるようになります。

ports

java/jdk15

JDK15のportが1.5.0_11 JRLソースコードをベースとしたものにアップデートされました。従来のライセンスのソースコードと比較してアカウント登録が不要であるなどソースコードの取得が簡単になりました。ライセンスの関係から依然としてソースコードは手動で取得する必要がありますが、アカウント登録が必要だった従来のものに比べると導入の敷居がだいぶ低くなったといえます。

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