performance
sys/
kern/ kern_ descrip. c 適切なケースで共有ファイルディスクリプタロックを取得するためにさまざまなfcntlケースにおいて明示的なロックを使うように変更されました。ioctlsに関する呼び出しからGiantロックが削除されているほか、
ファイルシステムがGiantロックを要求したときにのみVOP_ ADVLOCKに対してGainロックが要求されるようになりました。advlockがMPSAFEになったほか、 ioctl pathはすでにMPSAFEになっています。これら改善によって8コアOpteronにおけるMySQLのトランザクション処理性能向上が確認されています (参考:比較グラフ)。
heads-up
- SpeedStep/
PowerNow! SpeedStepやPowerNow!などの機能を有効にするCPU周波数制御フレームワークcpufreq(4)がi386およびamd64のデフォルトカーネル設定ファイルGENERICに追加されました。デフォルトでは動作しないためデフォルトカーネルに組み込まれても影響はありません。ただしデフォルトで有効にできるようになるため、
これまでのようにCPU周波数制御を有効にするにあたって/boot/ loader. confファイルに 「cpufreq_ load="YES"」 を追加する必要がなく、 /etc/ rc. confファイルに 「powerd_ enable="YES"」 を追加するだけで動作するようになります。 - IPSEC
FAST_
IPSECからIPSECへの名称変更が実施されました。KAME IPsecと同じくFAST_ IPSECオプションも非推奨になります。今後はFAST_ IPSECの代りにIPSECを使ってください。 - setenv BUGS
setenv(3)のバグセクションに記載されていたメモリリークに関する問題がいくらか改善されました。これまで歴史的にBSD APIを使っていた部分がPOSIXへと変更されています。APIの変更があったため変更された各種コマンドやライブラリは__
FreeBSD_ versionの値が700050へアップされています。
src
src/
sys/ contrib/ pf pf(4)がOpenBSD 4.
1におけるpf(pf_ openbsd_ 4_1)へ更新されました。この更新で11のコンフリクトが発生しています。 「cvs checkout -jOPENBSD:yesterday -jOPENBSD src/ sys/ contrib/ pf」 のようにしてマージを実施します。
doc
release/
doc/ en_ US. ISO8859-1/ relnotes リリースノートへgjournal(8)、
uark(4)、 nxge(4)に関する記載の追加、 KAME IPsecの削除、 FAST_ IPSECへの移行、 wicontrol(8)の削除、 PF 4. 1への更新などに関する記事などが追加されました。