FreeBSD Daily Topics

2008年1月7日FreeBSD 7.0-RC1登場、FreeBSD 6.3-RC2登場、sysinstall(8) X11取扱い変更、フラッシュデバイス活用改善へ、Tcl/Tk 8.5.0登場、他多数

heads-up

FreeBSD 7.0-RC1

stable - FreeBSD 7.0リリースへ向けた最初の準備リリース7.0-RC1が公開されました。AMD64、i386、IA-64、PC-98、PowerPC、SPARC64アーキテクチャ版が用意されています。ports teamはすでにリリースパッケージセットの構築作業を終えているため、今回のISOイメージにはパッケージも含められています。

最初の準備リリースとなりますが、sysinstall(8)関連で2つのバグが明らかになっており、今後の準備リリースで修正されるとされ今回のリリースでは修正されていません。この問題のためパッケージインストールはうまくいかない場合がありますので、RC1からインストールする場合はインストール後に手動でパッケージインストールするかPorts Collectionからインストールしたほうが良いでしょう。

FreeBSD 6.3-RC2

stable - FreeBSD 6.3リリースへ向けた二回目の準備リリース6.3-RC2が公開されました。alpha、amd64、i386、pc98、sparc64アーキテクチャ版が用意されています。

usr.sbin/sysinstall

current - sysinstall(8)においてX11関連の処理が変更されました。これまではX11からどの配布物をインストールするか選択できましたが、X11を選択するかどうかだけが選べるようになりました。インストールする配布物を細かく指定したい場合はPorts Collectionからインストールします。

src

sys/dev/ichwd

current - ICH9関連のデバイスID(Intel ICH9 watchdog timer、Intel ICH9R watchdog timer、Intel ICH9DH watchdog timer、Intel ICH9DO watchdog timer)が追加されました。

sys/dev/ata/ata-disk.c

current - ディスクがCompact Flash関連のコマンドセットをサポートしている場合にBIO_DELETEを使えるようになりました。同機能を使うことでライフタイムを改善できたりフラッシュベースデバイスにおける書き込み速度を改善できる可能性があります。今のところnewfs(1) -Eフラグのみでサポートされています。

ports

lang/tcl85
x11-toolkits/tk85

Tcl/Tkが最新リリースバージョンとなる8.5.0へアップグレードされました。

audio/atunes

Javaで開発されたフルフィーチャ統合オーディオプレーヤaTunesが新しくPorts Collectionへ追加されました。mp3、ogg、wma、wav、flac、mp4、ラジオストリーミングをサポートしているほかタグ編集昨日、音楽管理、リッピング管理などの機能があります。iTunesやAmarokと同じタイプのプレーヤです。動作するにはJava 6移行の環境が必要です。

java/jdk15

JDK15で実装されているOSに関連する統計情報を取得する関数が改善されました。これによってたとえば統計情報を活用するjconsoleといったアプリケーションがより正しく動作するようになります。

devel/z80asm

Z80マイクロプロセッサ向けのアセンブラz80asmが新しくPorts Collectionへ追加されました。

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