heads-up
- Flash9 on FreeBSD
current - Adobe SystemsはFreeBSD向けにFlashを提供していません。最終的にはAdobe SystemsからFreeBSD版Flash正式版の提供が望まれます。
しかしながら、
現状のままでもFreeBSDにおいてFlashコンテンツを閲覧する方法はいくつかあります。最も簡単で安定した方法はLinux Flash7を使う方法です。nspluginwrapperを使ってFreeBSD FirefoxでLinux Flash7を使う方法や、 Linux Firefox/ Linux Seamonkey/ Linux OperaとLinux Flash7を組み合わせて使う方法があります。動作も安定しており、 事実上の標準方法となっています。 それでも、
最近ではFlash 8やFlash 9のプレーヤを要求するWebサービスが増えているため、 Linux Flash7を使う状況では不便なことが増えてきました。同じ方法でLinux Flash9も動作しますが、 Linux Flash7の場合と比べると動作が不安定です。FreeBSDでFlash 9を使う方法はいくつかありますが、 なかでも代表的な方法を次にまとめておきます。 表 FreeBSDでFlash9を使う方法 - 2008年1月17日現在 組み合わせ Ports Collection 動作状況 Windows Flash9 on Windows on QEMU emulators/ qemu ◎ Linux Flash9 on Linux on QEMU emulators/ qemu ◎ Windows Flash9 + Windows Firefox on Wine emulators/ wine ○ Linux Flash9 + FreeBSD Firefox + nspluginwrapper www/ linux-flashplugin9、 www/ firefox、 www/ nspluginwrapper △ Linux Flash9 + Linux Firefox with www/ linux-flashplugin9、 www/ linux-firefox △ Linux Flash9 + Linux Seamonkey www/ linux-flashplugin9、 www/ linux-seamonkey △ Linux Flash9 + Linux Opera with www/ linux-flashplugin9、 www/ linux-opera △ Linux Flash7と同じようにLinux Flash9とnspluginwrapperを使ったり、
Linux Firefox/ Linux Seamonkey/ Linux OperaとLinux Flash9を組み合わせて動作させることができます。しかし、 動作はあまり安定していません。今のところ実用的には使えません。 最も推奨できる方法はWineを使ってWindows Flash9とWindows Firefoxを使う方法です。動作も安定しており、
満足できる速度で動作します。ただし1つ問題があって、 CompizやBerylが動作する環境では動作しません。少なくともWine 0. 9.53,1はCompizが動作している状況ではFlash9を動作させることができません。/etc/ X11/ xorg. confで明示的に記述してCompositeを無効化して試してみると良いでしょう。 Compizを使いながらもFlash9が使いたいとなると、
QEMUでOSごとエミュレートする方法があります。Wineを使う場合に比べると若干のもたつきを覚えますが、 それなりに使えます。Windowsを使う場合はWindows XPあたりを選択すると良いでしょう。Windows 2000のほうが軽いように思えますが、 Flash9を使う場合はWindows 2000よりもWindows XPのほうが快適に動きます。 Wineの出来が考える以上に良く、
Compositeが有効になっている状況でも動作するようになれば標準的方法として採用できるようになりそうです。事実、 PC-BSDではWineを使ってFlash 9を動作するようにしたFirefoxがパッケージとして提供されています。