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2008年1月21日FreeBSD 6.3-RELEASE登場、6.3と7.0の採用基準、新しいFreeBSD RSS 6つ追加

heads-up

FreeBSD 6.3-RELEASE

stable - FreeBSD 6系の最新版となるFreeBSD 6.3-RELEASEが公開されました。6.3は6.2に対して継続的に取り組まれたパフォーマンス向上と安定性改善の成果であり、7系や8系に追加された新機能のマージやバグの修正が実施されたリリースです。

Alpha、AMD64、i386、PC-98、SPARC64(一応PowerPCもISOイメージは用意されている)のアーキテクチャ版が用意されています。ISOイメージやリリース情報はGetting FreeBSDから取得できる他、BitTorrent経由であればhttp://torrents.freebsd.org:8080/から、CD-ROMを購入するならFreeBSD Mallから入手できます。 FreeBSD Updateを使ってのアップグレードも可能です。

6.3-RELEASEではX.Org 7.3、KDE 3.5.8、GNOME 2.20.1、BIND 9.3.4、sendmail 8.14.2などのサードパーティアプリケーションが収録されているほかOpenBSD/NetBSDからlagg(4)ドライバの追加、再実装されたunionfsの統合などが実現されています。6.3-RELEASEは2010年1月31日までの2年間に渡ってセキュリティアドバイザリの対象となります。

同リリースにはリリースエンジニアリングチーム、FreeBSDコミッタやデベロッパ、ユーザの協力があったことはもちろん、The FreeBSD Foundation、FreeBSD Systems、Hewlett-Packard、Yahoo!、Network Appliances、Sentex Communicationsなど各社からの支援がありました。

info

Which to Use

stable - 現在サーバに4系または6系を採用しており、変化を好まずこのまま継続して安定したサーバ運用を望むのであればFreeBSD 6.3-RELEASEの採用がお勧めです。6系は安定して動作します。とくにシングルコア/プロセッサを採用している場合には6.3は十分な性能を発揮します。6.3-RELEASEを採用した場合には2010年1月までに7系か8系への移行計画を立案し実施してください。

それ以外のユーザには、2008年2月のリリースが予定されている7.0-RELEASEの採用がお勧めです。サーバ用途に採用する場合でも、マルチコア/プロセッサの性能を発揮する必要がある場合には6.3-RELEASEではなく7.0-RELEASEの採用を勧めます。

7系にはマルチコア/プロセッサでスケーラビリティを発揮するための成果が詰まっています。ZFSなど最新の成果物も7系から採用されており、マルチコアに対するパフォーマンスでみても機能の多様性から見ても7.0-RELEASEの採用がお勧めです。7系は随時マルチコア/プロセッサに対するパフォーマンス向上が取り組まれるため、マルチコア時代には欠かせないOSです。

アドバンスドユーザやデベロッパには8-CURRENTの採用をお勧めします。8-CURRENTでは最新のデバイスドライバや新機能がいち早く追加されます。8-CURRENTを追いつづけるにはシステムを自分でビルドする能力と、ある程度の問題は自力で解決する能力、それにCVSログをチェックするなどして最新の情報を入手するといった手間が必要になりますが、それに見合った最新情報やトレンドが把握できるようになります。

もう一歩先へ進んで技術力を向上させたいユーザも8-CURRENTの追いかけは最初の一歩として良い課題です。

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Murray Stokely

The FreeBSD Webサイトに新しく次の6つのRSSが追加されました。

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