heads-up
- AsiaBSDCon 2008
AsiaBSDCon 2008のプログラムが公開されました。AsiaBSDCon 2008は2008年3月27日
(木) から30日(日)までの4日間、 東京理科大学森戸記念館で開催されます。27日/28日はチュートリアル、 29日/30日は論文発表/基調講演/バンケットです。 チュートリアルではMarshall Kirk McKusick氏の講演が予定されています。昨年のAsiaBSDCon 2007では1日に詰め込まれた講演となりましたが、
2008は2日間に渡っての講演が予定されています。FreeBSDデベロッパやアドバンストユーザのみならず、 Linuxデベロッパやアドバンストユーザも参加を奮ってご検討ください。同氏の講演を日本で聴講できる貴重な機会です。 参加登録は3月にはいってから開始される予定です。参加費用は3月16日までのオンラインレジストレーションで12,000円、
3月17日から当日受付が15,000円、 学生は期間によらず3,500円です。チュートリアルは全日で10,000円/講座 (学生は 3,000円) 追加、 半日で6,000円/講座 (学生は1,500円) 追加となります。参加登録費には名札、 予稿集、 記念Tシャツ、 昼食・ バンケット (後半2日間) のチケットが含まれています。前半2日間のチュートリアルやミーティングのみ参加で後半2日間に参加しない場合でも参加登録が必要になるので注意してください。 - DragonFly BSD
DragonFly BSDの最新メンテナンスリリースDragonFly BSD 1.
12が公開されました。ZFSのような機能の実現を目指しているHAMMERファイルシステムの開発はまだアルファ段階にあり、 DragonFly BSD 2. 0のリリースとともに2008年中期のリリースが予定されています。
src
- vimage
current - 8-CURRENTにネットワークスタックの仮想化機能であるvimageが統合される見通しです。これでFreeBSDは汎用OSとしてきわめて強力な機能を実現することになります。vimageがマージされると、
1つのFreeBSDで複数のルーティング情報が保持できるようになります。ようするに、 default gatewayを仮想環境ごとに設定できるようになります。こうした機能はルータに搭載される専用OSでは実現されている機能ですが、 汎用OSで搭載されるのは珍しいと言えます。 vimageを活用することで、
FreeBSD内に複数のネットワークセグメントを実現できるようになります。このため新しいネットワークプロトコルの開発や実験などが単一のFreeBSDでできるようになるほか、 FreeBSDホスト1つで複数のルーティングを実施するルータを構築できるようになります。注目すべき機能のマージです。 vimageはこれまですでに開発されていましたが、
マージの段階までは至っていませんでした。同機能は8の特徴的な機能の1つになると見られます。同機能が7系にマージされることになるかどうかはまだわかりません。
event
- NYCBSDCon 2008
2008年10月11日/12日、
コロンビア大学においてNew York City BSD Conference (NYCBSDCon 2008) が開催されると発表されました。2007年は開催されませんでしたが、 これで2005、 2006に引き続き3回目の開催となります。開催場所的に日本からの参加は厳しいものがあります。その場合日本で開催されるAsiaBSDCon 2008への参加を検討してみてください。 - BSDCon: Barcelona 2008
2008年4月19日/20日、
スペインはバルセロナにおいてBSDCon Barcelona 2008が開催されると発表されました。スペイン語で発信されているところを見ると、 国際会議というよりはスペインローカル色の強いカンファレンスのようです。