FreeBSD Daily Topics

2008年3月5日FreeBSD 7.0/6.3 on Xen 3.1、BSD size(1)、Tomcat Native登場、NVIDIAドライバ更新他

heads-up

FreeBSD 7.0/6.3+Xen 3.1+HVM

stableメーリングリストにFreeBSD 7.0および6.3をXen 3.1HVMプラットフォーム(Tyan h2000M M/B、AMD Opteron 2200 DualCore×2、8GB ECC DDR2-800 SDRAM、3Ware Escalade 9650SX-12ML PCIe RAIDコントローラ、400GB×12 SATA RAID6+1 hot spare[4TB]、Ubuntu Server 7.10 64ビット版、Linux kernel 2.6.22、Xen 3.1、仮想マシンにはLVMパーティション使用)にインストールして動作確認を行った旨が報告されています。報告では思っていた以上によく動作しているとあります。ベンチマークやストレス試験の報告はありません。

size(1)

Ed Schouten氏がGNU size(1)をlibelfを使うものへ置き換えが可能であるとして、試験的にBSD Licenseのもとでsize(1)コマンドを新しく開発したことを発表しています。今のところ⁠-A⁠以外の機能はすべて実装したとしており、残りの機能を実装したらGNU size(1)からBSD size(1)へと置き換えてはどうかと提案しています。

burncd(8)

burncd(8)は焼き込み作業中に割り込みやシグナルを処理しません。たとえばSIGINT(^C)を放つと最終的にロックしてしまいます。巨大なイメージをディスクに焼き付けつつ最終的にI/Oエラーで終了した場合にも同様にロックが発生します。

同処理を改善し割り込みを処理するようにするためのパッチがcurrentメーリングリストで公開されましたburncd(8) signal and error handling improvements⁠。bin/48730はこれと同じ処理を行うためのものですが、より古いパッチです。

ports

www/tomcat-native

Apache Portable Runtime(APR)を使って動作するTomcatのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。APRはスケーラビリティやパフォーマンス、ネイティブ機能の活用などを目的として開発されたランタイム環境で、sendfileや共有メモリといったOSの高速化機能を活用します。APRを使うことでTomcatをJavaバックエンドサーバとしてではなく、フロントエンドサーバとして活用できるようになります。

x11/nvidia-driver
x11/nvidia-driver-96xx
x11/nvidia-driver-71xx

NVIDIAドライバが169.12へアップグレードされました。またレガシードライバがそれぞれ71.86.04および96.43.05へとアップグレードされました。

net-im/pidgin
net-im/finch
net-im/libpurple

Pigdinおよびそれに関するライブラリが2.4.0へアップグレードされました。

mail/thunderbird
mail/linux-thunderbird

ThunderbirdおよびLinux版Thunderbirdのportが2.0.0.12へアップグレードされました。MFSA 2008-12、MFSA 2008-07、MFSA 2008-05、MFSA 2008-03、MFSA 2008-01の各種セキュリティ問題が修正されています。Thunderbirdユーザは2.0.0.12へのアップグレードを実施してください。

x11/gnome2

各種コンポーネントのアップグレードを続け、最終的にGNOMEが2.20.3へアップグレードされました。

print/ghostscript-gpl

Ghostscriptが8.61へアップグレードされました。

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