FreeBSD Daily Topics

2008年3月11日CVSMode対応csup(1)、Attansic/Atheros L1 GB Ether age(4)開発、Intel 3945ABGワイヤレスLAN IEEE 802.11 wpi(4)ドライバ改善、XFree86-4削除他

heads-up

csup(1) for CVSMode

current - Ulf Lilleengen氏がcurrentメーリングリストにおいてcsup(1)におけるCVSModeを試験してほしいと呼びかけました。同氏は過去数ヵ月に渡ってcsup(1)にCVSModeのサポートを実装する作業を進めていました。同機能を使うことでCVSリポジトリをすべて取得できるようになります。

興味があるデベロッパやアドバンストユーザはパッチを適用して動作をチェックし、同氏に報告を実施してください。
age(4)

current - Pyun YongHyeon氏がcurrentメーリングリストにおいてAttansic/Atheros L1ギガビットEthernetドライバage(4)を開発した旨を発表しています。同氏はコミュニティからの要望に応じて作業の優先順位を変更し、この数週間でage(4)ドライバの開発作業を実施し、限定的ながらすでに思ったように動作しているとしています。

ただしATMパフォーマンスはかなりひどいもので、パラメータの誤りか間違ったプログラムレジスタがあるに違いないとしています。複数のL1ハードウェアがあるにもかかわらず、知りたい情報が記載されたパブリックドキュメントが欠落していることがこの原因のようです。

同ドライバでサポートされている機能はTCPセグメンテーションオフロード、Hardware VLANタグの挿入/ストリッピング、TCP/UDPチェックサムオフロード、割り込みモデレーション、ハードウェア統計カウンタサポート、Jumboフレームサポート、WoLサポートなどです。興味があるデベロッパやアドバンストユーザはパッチを使って試験してみてください。パフォーマンスがそれほど発揮されないことがありますが、まずは安定して動作するドライバを開発することが主目的にあることを把握しつつ、動作報告を実施してください。

wpi(4)

current - Andrew Thompson氏によってIntel 3945ABGワイヤレスLAN IEEE 802.11ドライバwpi(4)の安定性を改善するパッチが公開されました。wpi(4)の動作に不満を覚えている場合は同パッチwpi_head.diffwpi_releng7.diffを試して同氏へ結果を報告してください。

ただしすでに認証するためにwpa_supplicantを得る処理に問題があることが報告されています。

ports

XFree86-4 removed

Ports CollectionからXFree86-4に関するportが削除されました。このためX_WINDOW_SYSTEM != "xorg"といった指定は使えなくなります。これまでUSE_X_PREFIXやUSE_XLIBを使っていたのであれば、今後はUSE_XORGに切り替える必要があります。

irc/znc

アドバンストIRCバウンサZNCのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。ZNCではマルチユーザのサポート、プレイバックバッファ機能、DCCバウンス対応、SASL認証サポート、SSL暗号化機能などの操作が可能であるほか。C++かPerlで開発されたダイナミックロードモジュールを使って機能拡張ができるという特徴があります。

www/claroline

オープンソースeラーニングおよびeワーキングプラットフォームClarolineのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。ClarolineはWebにおいて効果的なオンラインコースを作成するための機能をコラボレーティブアクティビティを管理するためん機能を提供してます。すでに日本語を含む35言語に翻訳されています。

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