heads-up
- route(8)
current - Qing Li氏によってIPv4/
IPv6双方に対するなど、 コストマルチパス (ECMP) のバックエンドサポートが追加されました。たとえば従来であれば2つめのデフォルトルータを追加しようとすればエラーが出力されましたが、 同機能が取り込まれたあとは追加可能となります。netstat(1)でチェックしても複数のデフォルトルータが表示されるようになります。 複数をデフォルトルータを設定してある場合には
「route delete default」 コマンドだけでは処理に失敗します。この場合は 「route delete default 10. 2.5. 2」 のように明示的に対象となるデフォルトルータを指定します。ECMP機能の実現はまだはじまったばかりです。今後随時コミットが実施され、 機能が実現されていくことになります。同機能はFreeBSD 8における注目の機能になるとみられます。 - FreeBSD/
mips current - FreeBSD/
mips向けのカーネル設定ファイルとしてADM5120、 IDT、 MALTA、 QEMU、 SENTRY5が追加されました。またそのサポートも追加されています。FreeBSD/ mipsはmips32、 mips64、 mips32r2、 mips64r2やそれに関するプロセッサをターゲットとしており、 現在のところADMtek ADM5120、 maltaボードにおけるmips 4Kc、 IDT RC32434ベースのRB533ルータボードなどがサポートされています。 sibtye/
broadcom設計が初期サポート段階にあることに加えて、 他の関連プロセッササポートも随時追加される予定になっています。MIPSの対応コードは今後も頻繁にマージされる予定です。これは最初のマイルストーンコミットと言えます。
src
- k8temp(4)
current - 組み込みセンサを通じてAMD K8プロセッサ温度をモニタリングするためのドライバk8temp(4)がPerforceからCURRENTへマージされました。
- sys/
dev/ sound/ pci/ hda current - コーデックIDにSigmatel STAC9205が追加された他、
Dell Vostro 1500 (GPIO0) で発生していたスピーカ問題が修正されました。またAsus A8Xシリーズ (A8JC、 A8M、 A8xxなど) は同じPCI IDやハードウェアコーデックを持ちながらも違った動作をすることからこれへの対応が追加されています。他にもいくつか対応が追加されています。 - sys/
modules/ zfs current - ZFS/
sparc64向けのアトミックオペレーションが追加されました。 - usr.
sbin/ pkg_ install/ add delete lib current - パッケージの登録/解除の処理が最適化されました。