heads-up
- pcbinfo/
inpcb to rwlocks current - Robert Watson氏は2008年4月17日、
CURRENT MLにおいてpcbinfoおよびinpcbのロック実装をmutexからrwlocksへ変更することについて説明しています。これは同氏が開発をおこないKris氏によって検証が進められてきたもので、 特定の状況における特定のデータ構造の実装をrwlockロックに変更することでUDP/ TCPに関するネットワークスタックの並列度を向上させることにつながるとされています。 もともとこの変更は多くのスレッドから同時に単一のUDPソケットが使われるBIND9やnsdネームサーバを実行している場合に発生するロックコンテンションを解決するために開発されたものです。問題なく動作するとおもわれますが、
関連するモニタリングツールが動作しなくなった場合など、 今回実施されるこの変更が影響を及ぼしていないかチェックしてみてください。
ports
- emulators/
wine Windows互換レイヤWineのportが0.
9.60へアップグレードされました。同アップグレードでWindows IMEのサポートが改善された他、 Windowsスタイルウィンドウデコレーションオプションの追加、 システムトレイ動作の改善、 ウィンドウ管理のバグ修正、 quartzオーディオサポートの改善、 UNIXファイルマネージャからアプリケーションを起動する機能の改善、 その他多くのバグが修正されています。 - emulators/
linux_ base-fc4 /compat/
linux/ lib/ librt. so. 1から/compat/ linux/ usr/ lib/ librt. so. 1へハードリンクを張るようにportが改善されました。これはLinuxバイナリ互換機能のバグではないのですが、 処理の組み合わせ上不具合が発生してしまうため、 ハードリンクを張ることでこれを回避しています。最初はシンボリックリンクを張っていましたが、 シンボリックリンクには問題があったためハードリンクへ変更されました。 - www/
cacheboy 高性能ProxyキャッシュサーバCacheboyのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。CacheboyはSquid-2から派生したプロジェクトで、
安定版Squid-2をコードベースにして活発に開発を続けることを目指しています。Squid-2系の新しいProxyサーバを検討している場合にはCacheboyを調査してみてください。 - net-mgmt/
argus3
net-mgmt/argus3-clients ネットワーク監視サーバargusのバージョン3系のportが、
新しくPorts Collectionへ追加されました。従来の2系は今までどおりnet-mgmt/ argusとして保持されていきます。クライアントについてはnet-mgmt/ argus3-clientsとして3系対応版が追加されています。 - emulators/
linux_ base-f8 Linux互換環境にglib-1.
2パッケージが追加されました。これはいくつかのLinuxアプリケーション (たとえばemulators/ linux-ePSXeなど) が依然としてglib-1. 2を要求しているため、 これに対処するためです。 - www/
firefox-i18n
www/linux-firefox 国際版FirefoxおよびLinux版Firefoxのportが2.
0.0. 14へアップグレードされました。 - astro/
google-earth Google Earthのportが4.
3.7191. 6508へアップグレードされました。同アプリケーションはすでにFreeBSD 7よりも前のバージョンでは動作しなくなっているようです。