heads-up
- Amazon S3 Distributed Filesystem
Getting ElasticDrive to Work Under FreeBSDにおいてFreeBSD 7でElasticDriveを使うための方法が説明されています。ElasticDriveはAmazon S3をバックエンドとしてディスクデバイスを実装しているプロダクトで、
ストレージサイズ上限を持たないという特徴があります (もちろん上限は持っていますが、 サービスの性質上、 サービス側の提供している上限までストレージ容量を自由に使えるという特徴があります)。同説明での利用は途中で失敗していますが、 Amazon S3のようなサービスをどのようにFreeBSDのディスクストレージとして活用するか知るうえで興味深いドキュメントです。
src
- jemalloc
current - ダーティページを含んだアリーナチャンクを追跡するために新しくjemallocに対してツリーが追加されました。O(n)のツリーイテレーションのかわりにO(lg n)ツリー検索が使われることになり、
この変更で最悪の場合のアロケーションパフォーマンスが大幅に改善されることになります。 - src/
contrib/ expat current - eXpat v2.
0.1がFreeBSDソースツリーにマージされました。ExpatはC言語で開発されたXMLパーサライブラリです。Expatはストリーム指向のパーサで、 バージョン2. 0.1は2007年6月5日にリリースされた2系の最新版です。このアップデートに関連してlib/ libexpatやsbin/ ifconfigも最新版を使うように更新されました。 - sys/
contrib/ rdma current - カーネルRDMAインフラストラクチャの基本コードがマージされました。rmdaカーネルモジュール関連のコードも追加されています。
- sys/
dev/ usb current - USBデバイスにMicrosoft Notebook Optical Mouse 3000 Model 1049のサポートが追加されました。HTC PPC6700モデムのIDも追加されています。
ports
- x11/
eaglemode 未来志向UIのプラットフォームEagle Modeのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。Eagle Modeは簡単なズーム操作でさまざまな操作ができるように設計されたプラットフォームで、
ズーマブルユーザインターフェースのソリューションといえます。現在のUIとは違いますが、 新しい体験をしてみたいという場合はインストールして扱ってみるといいかもしれません。 - Recent NetBSD kernel work
Hubert Feyrer氏が"More kernel works: preemption and realtime, devfs, modules, testing"において、
ここ数週間で注目されてきたNetBSDカーネル開発についてまとめています。 - カーネルプリエンプション: Andrew Doran氏は細粒度ロックを実現するための開発を継続しており、
カーネルプリエンプションを実現するための実装を提案したとしています。同パッチを摘要することでリアルタイム環境において優先度の高いプロセスがカーネル内部で実行されているシステムコールに対して割り込みできるようになります。 - 細粒度ソケットロック: 細粒度ロックを実現するにはサブシステム全域にわたって変更が必要になります。プロセス間通信の主要パートであるソケットがAndrew Doran氏によって細粒度ロックを使うように変更されました。ファイルシステム、
多くのドライバとプロトコル、 Veriexec、 マシン依存コードにGiantロックが残っているため、 今後はそうした部分を改良していくことになります。 - デバイスファイルシステム: Matt Fleming氏によってNetBSDデバイスファイルシステムの開発が進められています。デバイスファイルシステムはFreeBSDではすでに実装され活用されています。NetBSDのデバイスファイルシステムの実装はかなり成熟してきており、
あとは試験をする段階にあるとされています。
- カーネルプリエンプション: Andrew Doran氏は細粒度ロックを実現するための開発を継続しており、