src
- DTrace and D library scripts, build tools
current - DTraceライブラリおよびDライブラリスクリプトが新しくsrcツリーに追加されました。またDTrace関連のソースがベンダから公開されている新しいバージョンへ更新された他、
FreeBSD特有のDTraceプロバイダを追加したDTraceカーネルモジュールの追加、 dtrace(8)コマンドの追加、 DTraceビルドツールの追加、 malloc(8)へDTrace対応機能の追加が実施されています。 - Compact C Type (CTF)
current - FreeBSDビルドファイルにCompact C Type (CTF)コンバージョンサポートが追加されました。同機能はデフォルトでは無効にされます。将来的にDTraceの利用がもっと一般的になり、
ビルド時にデバッグシンボルを追加する分の負荷がかかってもよいと判断されるようになってからはCTFコンバージョン機能がデフォルトで有効になるとされています。 - lib/
libproc current - DTraceクライアントが必要とするスタブを含んだプロセスライブラリが新しくsrcツリーに追加されました。同ライブラリはDTraceユーザランドトレーシング開発の一部として活用されることになります。今回srcツリーに追加されたlibprocライブラリはOpenSolarisのものとは違うものです。ライセンス制限影響で熟慮した結果別のライブラリを追加することになったと説明されています。
- lib/
libdwarf current - 同じくDTraceクライアントから使うためのライブラリとしてDWARFライブラリが新しくsrcツリーに追加されました。こちらはGPLで開発されているlibdwarfライブラリのとライセンス問題を避けるために、
BSDライセンスで開発されたDWARFライブラリが追加されています。 - sys/
dev/ sound/ pci/ hda current - Intel High Definition AudioブリッジデバイスドライバにSigmatel STAC9872AKのコーデックIDが追加されました。
- kgdb(1)
current - カーネルデバッガkgdb(1)のアーキテクチャターゲットにMIPSが追加されました。Juniper Networksから寄稿されたソースコードをベースとしています。
ports
- sysutils/
fusefs-cryptofs FUSEで動作する暗号化ファイルシステムCryptoFSのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。CryptoFSではマウントポイント以下に作成されたファイルの内容を暗号化します。アンマウントされたあとのファイルに対しては、
ふたたび同じキーを指定してCryptoFSでマウントした場合に正しくアクセスできるようになります。 - x11-wm/
awesome タイル型ウィンドウマネージャawesomeが2.
3.0へアップグレードされました。2. 3.0ではいくつものバグが修正されている他、 2. 2と比べてシャドーテキストのサポート、 ウィジェット機能の強化、 タイトルバーサポートの追加、 イメージファイル種類対応の増加、 Pangoの対応、 スタイルセクションのサポート、 マウスイベントのマルチバインディング対応、 ウィジェットに対するNULLコマンドの許容などがあります。 - net/
rdesktop Windows NT/
2000/ 2003ターミナルサーバクライアントRdesktopのバージョンが1. 6.0へアップグレードされました。1. 6.0ではいくつかのバグが修正されている他、 潜在的にセキュリティ脆弱性になると見られる部分が改善されています。また今回の更新に合わせてIPv6がデフォルトで有効になるように設定されました。問題が発生した場合にはWITHOUT_ IPV6を指定してIPv6機能を無効にしてビルドしてみてください。