src
- bsdtar(1)
bsdcpio(1)
libarchive(3) current - アーカイブストリームを使って読み書きを実現するためのライブラリlibarchive(3)が更新されました。いくつかのバグが修正されたほかコードの改善が実施されています。またbsdtar(1)も更新され、
いくつかのバグ修正とオプション解釈の変更がおこなわれています。今回新しく追加されたbsdcpio(1)はバックエンドインフラとしてlibarchive(3)を活用しています。 BSDライセンスでcpio(1)が実装されたことが1つのアドバンテージですが、
むしろGNU cpio(1)のソースコードが6994行あるのに対して、 BSD cpio(1)のほうは1,766行であることのほうが重要だとColin Percival氏は説明しています。行数が少ないのはバックエンドとしてlibarchive(3)を採用しているからですが、 行数が少ないためセキュリティ対策などがしやすく、 しかも今回アクティブメンテナがついたことが重要だと説明しています。 また、
Tim Kientzle氏からは、 libarchive(3)を採用しているためBSD cpio(1)には自動的にgzip/ bzip2圧縮機能のサポート、 多様なデータ形式のサポートといった利点があると説明しています。ただしGPL cpio(1)にはRMTのサポートや古いcpio(1)形式のサポート、 すでに長い間つかわれている実績といった利点があるとしています。これらへの対応は今後随時BSD cpio(1)に対して開発が実施されると見られます。 - jexec(8)
current - Jail内部でコマンドを実行するためのjexec(8)コマンドが拡張され、
引数にjidのみならずホスト名やIP番号を指定できるようになりました。 - jme(4)
current - JMicron JMC250ギガバイトEthernetおよびJMC260ファストEthernetコントローラをベースにしたPCIeアダプタに対するデバイスドライバjme(4)が新しく追加されました。RSSおよびマルチプルTx/
最近のイーサネットコントローラベンダはハードウェアの詳細情報を隠蔽する傾向にありますが、Rxキューを除いてすべてのハードウェア機能がサポートされています。 JMicronは開発に必要になる情報を提供し、 質問に対しても返事をくれていると感謝の意が表明されています。 - mii(4)
current - mii(4)デバイスドライバにJMicron JMP202/
JMP211 PHYドライバが追加されました。 - pkg_create(1)
current - pkg_
“-n”create(1)に “-n” オプションが追加されました。 “-n” が指定された場合、 “pkg_ create -Rb” のように実行した場合にパッケージを重複して何度も作成する作業を避けるようになります。 が指定されていない場合、 一度パッケージが作成されたものでも必要に応じて何度も作成しなおします。 “-n” の動作は完全に安全というものではないので、 問題が発生しないと明らかな場合に使うようにしてください。