heads-up
- Ivan Voras
current - Ivan Voras氏がFreeBSD src committerになりました。Ivan Voras氏はGoogle Summer of Codeを通じてFreeBSD Projectと関わるようになり、
現在では次期FreeBSDインストーラのひとつになるとみられるfinstallの開発を担当しています。ちなみにfinstallという名称は暫定的につけられたもので、 正式に採用する段階になったら別の名称を考えるとされています。
src
- Get start DTrace
current - John Birrell氏がDTraceの関連コードをコミットしてからしばらく期間が過ぎました。今のところカーネルにおけるトレースが実現されています。ユーザランドトレーシングはまだサポートされていません。同氏はFreeBSD 8-CURRNETでDTraceを使ったトレーシングを実施するための手順をcurrent mlにおいて発表しました。作業手順の大枠は次のとおりです。
- 最新のcurrent srcを取得する
- 最新のcurrent srcを使ってmake buildworldを実施する
- カーネル設定ファイルに
「options KDTRACE_ HOOKS」 および 「options DDB_ CTF」 を追加する (サポートされているのはi386およびamd64) - make WITH_
CTF=1 buildkernel && make installkernelを実行する - システムを再起動してシングルユーザモードで起動
- mount -aを実行
- cd /usr/
src/; mergemaster -p; make installworld && mergemaster -Uiを実行 - システムを再起動
- kldload dtraceallを実行してカーネルモジュールを読み込み
- プローブ一覧を表示するにはdtrace -lを実行
- DTraceドキュメントを読んで処理を実施
今回8-CURRENTに移植されたDTraceはすでに7系や6系への移植準備が整っています。時期を見極めつつ6系と7系にもDTrace機能がマージされることになるとみられます。6系はすでに次の6.
4-RELEASEで最終リリースになるとみられていますが、 まだ多くのベンダが6系を採用していることもあり、 6系へのDTraceのマージには根強い要望があるようです。
links
- NetBSD Xen Guide
Michael Dexter氏がNetBSD/
Xenの構築方法をまとめたドキュメントThe NetBSD Xen Guideを公開しています。要求されるカーネルやパッケージ、 GRUBブートローダの設定方法、 Dom0/ domUの設定方法、 FreeBSD/ OpenBSDをdomUに設定する方法などが説明されています。