heads-up
- CALL FOR HELPERS KDE
ports - Sticky Bit氏がports mlに対してKDEの移植作業を支援してほしいとかなり切実なメッセージを報告しています。KDE 4のFreeBSDへの移植作業はMartin Wilke氏の尽力によってある程度完了しています。しかし、
Ports Collectionにマージするには依然として多くの試験実施と問題の洗い出し、 それに対する対処が必要です。 また、
1ヵ月前に3系の最新版であるKDE 3. 5.9がリリースされたにもかかわらずportが更新されないのは、 それだけリソースが足りていないからだとしています。この状況を打破するには、 多くの協力者の参加しかないとされています。 具体的には、
現在開発中のKDEのportを実際に使ってKDE4をインストールし、 動作を試してほしいとしています。 KDE4対応のportを持ってくるには次のように作業します。Unionfsを使って重ね合わせますので、
Ports Collectionそのものには影響がありません。Qt4をインストールしてからKDE4をインストールして使ってみてください。実験の際は既存のユーザではなく、 それように新しくユーザを作成して~/.kde/の設定ファイルが上書きされないようにすると簡単です。 Unionfsでマウントされた領域は
“umount /usr/ ports” のようにすればアンマウントできます。アンマウントすることでPorts Collectionは元に戻ります。KDE4を実施し問題を発見した場合には、 まずKDE4 - FreeBSD Wikiをチェックして既知の問題ではなかった場合にはKDE FreeBSD MLへ報告してください。 同氏の要求はかなり切迫した内容になっており、
1人でも多くのユーザの協力が必要だとしています。余力のあるユーザやデベロッパはKDE4のビルドと問題報告への参加を検討してみてください。 - FreeBSD 7 SCHED_
ULE VMware FreeBSD 7.
0 + SCHED_ においてVMwareで使うためにカスタマイズされたFreeBSD 7システムイメージファイルが公開されました。公開されたイメージファイルは4BSDのかわりにスケジューラとしてULEが採用されている他、ULE Virtual Machine Available 最適化オプションが適用されています。VMware Player 1. 0向けとVMware Server 1. 0向けのベースシステムが用意されているのに加えて、 別ダウンロードで/usr/ portsと/usr/ srcのディスクイメージが用意されています。rootユーザのパスワードは"password"に設定されています。 VMware ESX ServerにデプロイできるようにディスクにはIDEではなくLSI Logic SCSI仮想ディスクが使われています。
errata-notice
- FreeBSD-EN-08:02.
tcp 2008年6月19日、
FreeBSD 7. 0-RELEASEを対象とした不具合情報FreeBSD-EN-08:02. tcp が発表されました。いくつかのファイアウォールからFreeBSD 7.0-RELEASEの生成したパケットが正しくないという報告があり、 特定の条件下においてTCPオプションが正しくパディングされない不具合が発見されました。 この問題を一時的に回避するにはRFC 1323拡張とSelective Acknowledgmentsを無効にします。/etc/
sysctl. confに次の記述を追加してシステムを再起動するか、 “/etc/ rc. d/ sysctl restart” のようにコマンドを実行して設定を有効化します。 問題を修正するにはパッチを適用してカーネルを再構築しシステムを再起動するか、
最新の7-STABLEまたは7. 0-RELEASE-p2以降のセキュリティブランチにシステムをアップデートする必要があります。 RFC 1323拡張やSACKの機能を無効にした場合、
ハイレイテンシーなネットワークであったり頻繁にパケットロスが発生するようなネットワークにおいてパフォーマンスが低下する可能性があります。システムをアップデートして根本的に対処する方法が推奨されます。