FreeBSD Daily Topics

2008年6月26日Opera 9.5登場、BSD grep(1)更新、RRDtool更新、FreePascalベースportサポート追加、Rubyセキュリティアップデート

ports

www/opera
www/opera-devel

Operaのportが9.5へアップグレードされました。今回の更新でAMD64アーキテクチャがサポートされた他、FreeBSD 4系サポートが削除されています。9.5からメールストレージが変更された他、ショートカットが変更されています。Opera 9.5における詳しい変更内容についてはOpera 9.5 for FreeBSD Changelogをご覧ください。9.2xから9.5xへのアップグレードについては/usr/ports/UPDATINGにも説明が追加されています。

まだFreeBSD Firefoxのportが3.0へアップグレードされていないため、最新のブラウザを試したい場合はこのFreeBSD Opera 9.5が良い候補と言えます。最新のJavaScriptエンジンやCSS、Webアプリケーションを活用したい場合にはOpera 9.5も検討してみてください。またこれに合わせて開発版Opera(www/opera-devel)はIGNORE指定に変更されました。最新のOperaはwww/operaからインストールしてください。

textproc/bsdgrep

BSD grep(1)のportが20080624スナップショットへアップデートされました。GNU grep(1)との互換性が改善され、たとえば終了のステータスコードが完全互換になった他、catgets()経由のんLSサポートの追加、gzip/bzip2ファイルの扱いの変更、コードのクリーンナップが実施されています。

databases/rrdtool

高性能ログデータビジュアライズツールRRDtoolのportが1.3.0へアップグレードされました。RRDtoolのアップグレードに伴って関連するアプリケーションも追従するように変更されています。

ports/Mk/bsd.fpc.mk

FreePascalベースのportをサポートする新しいmakefile(ports/Mk/bsd.fpc.mk)が追加されました。FreePascalベースのportも一斉に同変更に対応しています。この変更でFreePascalを使うportでUSE_FPC、WANT_FPC_BASE、WANT_FPC_ALLなどのオプションが使えるようになりました。

lang/ruby18

Rubyリポジトリからいくつかのパッチが統合されました。bignumsにおける整数のオーバーフローを修正するパッチが取り込まれた他、regexpsにおける正しい文字列長チェックへの修正、parse.cにおけるメモリリークの修正パッチなどが取り込まれています。

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