heads-up
- Xen
current - Xenサービスに対するOSインターフェースやパラバーチャルドライバなど関連ファイルがインポートされました。src/
sys/ xen/、 src/ sys/ xen/ evtchn/、 src/ sys/ xen/ interface/、 src/ sys/ xen/ xenbus/などに対して執筆現在で100ほどのファイルがコミットされています。MFCは2週間後に実施される見通しです。 - em(4)→igb(4)
stable - Intel PRO/
1000 Gigabit Ethernetアダプタドライバem(4)では、 Ethernet制御チップ82540, 82541ER, 82541PI, 82542, 82543, 82544, 82545, 82546, 82546EB, 82546GB, 82547, 82571, 81572, 82573などを搭載したNICをサポートしています。 FreeBSD 7.
0-RELEASEでは82575もこのサポート対象に加わっていましたが、 メンテナンスの都合で82575はem(4)ではなくibg(4)でサポートするように変更されました。 FreeBSD 7.
0-RELEASEでem(4)を使っている場合、 Ethernet制御チップが82575の場合はFreeBSD 7. 1-RELEASEからはibg(4)が使われるようになります。 このため/etc/
rc. confで設定しているinterface_ em0="inet …"といった設定をinterface_ igb0="inet …"のように変更する必要があります。NICとしてem0などを使っている場合、 82575 Ethernet制御チップを使っているかどうかはpciconf(8)コマンドで確認できます。pciconf -l | grep emのようにして表示される番号に0x10A7, 0x10A9, 0x10D6などが含まれていれば当てはまっています。 今後の開発に変更があれば、
これ以外のチップセットでもem(4)からigb(4)への変更もありえます。FreeBSD 7. 0-RELEASEからFreeBSD 7. 1-RELEASEへ移行したり7-STABLEに追随している場合にはこのあたりの変更に注意しておきましょう。
src
- WITNESS improvements
current - witnessグラフを連結木からマトリックスに変更することでロックオーダリングルックアップの処理速度が改善されました。O(1)アクセスを実現するためにロックオーダリングはテーブルルックアップにキャッシュされるようになります。
この他、
w_ mtx獲得におけるロックコンテンションの削減の実現や、 debug. witness. badstacks sysctl値の追加、 debug. witness. graphs sysctl値名をdebug. witness. fullgraphへ変更といった処理が行われています。 この変更はIsilon Systemsの支持のもとIlya Maykov氏が取り組んだ成果物を、
Nokiaの支持のもとでJeff Roberson氏がCURRENTへ移植した結果です。w_ mtx取得におけるコンテンションの削減はJeff Roberson氏の開発成果です。 - sys/
dev/ usb current - USBマスストレージデバイスドライバumass(4)に新しくSony Handycam DCR-HC32Eのエントリが追加されました。
ports
- KDE 4.
1 KDE 4.
1のパッケージがFTPサイトにアップされました。KDE 4. 1をPorts Collectionからビルドするのが大変だという場合には同パッケージを使ってみてください。依存しているパッケージのバージョンに誤差がなければ 「pkg_ add -r kde4-4. 1.0」 などでそのままインストールが可能です。
links
- Preview of ZFS on FreeNAS 0.
7 Server FreeBSDベースで開発されているNASプロダクトFreeNAS 0.
7には新しくZFSを活用する機能が追加されています。Preview of ZFS on FreeNAS 0. 7 Server においてFreeNASでZFSを活用する設定例が動画で紹介されています。