heads-up
- EuroBSDCon 2008
2008年10月18日および19日にフランス、
Strasbourgで開催されるEuropean BSD Conferenceのレジストレーションがはじまりました。カンファレンスへの参加で255ユーロ、 ソーシャルイベントへの参加は60ユーロです。20を越えるセッションやチュートリアルが企画されています。BSD Certification試験も併設される予定です。 EuroBSDConは毎年ローカル担当が手を上げた国や地域で開催されます。今年はフランスでの開催です。担当するローカルや地域ごとにだいぶ特徴がでるのがEuroBSDConの特徴で、
カナダで開催されるBSDCanや日本で開催されるAsiaBSDConと比較すると、 FreeBSD以外の関係者の参加が多いのも特徴です。 日本からの参加としてはトルコで開催されるBSDカンファレンスに次いで参加が難しい
(費用的に見て) カンファレンスですが、 余裕があるなら一度は参加してみると良いカンファレンスです。 2009年3月には東京でAsiaBSDConの開催が計画されています。日本からはもっとも参加しやすいカンファレンスですのでAsiaBSDConへの参加を検討してみてください。
- PC-BSD 7 VMware Image
PC-BSD 7のVMwareイメージファイルの配布がはじまりました。PC-BSD 7 VMware Imageからアクセスできます。PC-BSD 7を試してみたい場合、
最も簡単に活用できる方法の1つです。PC-BSD 7に興味がある場合には使ってみるといいでしょう。 またOSnewsにReview: PC-BSD 7としてAmjith Ramanujam氏によるPC-BSDレビューが公開されています。こちらも合わせてチェックしてみてください。
ports
- KDE 4.
1.2 The KDE teamからKDE 4.
1.2のportが公開されました。現在Ports CollectionはFreeBSD 7. 1-RELEASE/ 6. 4-RELEASEへ向けた半凍結状態にあるためPorts Collectionに統合することはできません。半凍結状態が解除されるのを待つか、 先に成果物が欲しい場合にはarea51リポジトリから直接取得してください。 KDE 4.
1.2 Changelog にも説明があるとおり、KDE 4. 1.2はバグ修正と性能改善を目的としたマイナーリリースです。FreeBSD KDEとしてはFAMサポートを完全に排除したことで起動速度と実行速度が若干向上しています。4. 1.2にアップグレードする場合、 先にQtを4. 4.2にアップグレードしておく必要があります。 加えて、
kded4がプロセスパワーを使いつくしKonquerorやFilebrowserの反応が遅くなるという現象がHannes Hauswedell氏から報告されています。同氏は、 同様の現象に遭遇した場合は$HOME/ .kde4/ share/ config/ kdedrcファイルに次の内容を追加してkded4のDirWatchレートを減らしてみると解決すると報告しています。
links
- /usr/
ports/ in jail FreeBSD: Mount /usr/
ports Inside Jail において、ホストの/usr/ ports/をJail環境下からアクセスできるようにする方法が紹介されています。同ドキュメントではmount_ nullfs(8)を使ってあらかじめJail環境下へ/usr/ ports/をマウントしておき使う方法が紹介されています。このように活用すると複数のJail環境を運用している場合でもディスク容量を抑えた運用が可能になります。とくにPorts Collectionは共有対象としてはよくあげられるものです。 - PHP5 build error in jail
Freebsd makeinfo: not found Error and Solutionにおいて、
Jail環境下で 「makeinfo: not found」 のようなビルドエラーが出るのはmake worldを実施する段階で/etc/ make. confに 「NO_ INFO=true」 が指定されていたのが原因であるとされており、 問題を解決するには同行を削除したのち/usr/ src/ gnu/ usr. bin/ texinfo/をビルドしてホストとJailの双方にインストールすればいいと説明されています。Jail環境下で同問題に遭遇した場合には、 この解決方法を試してみてください。