FreeBSD Daily Topics

2008年10月27日Fedora 8のデフォルト対応迫る、Common Flash Memory Interface cfi(4)ドライバ登場、Wine最新版登場他

heads-up

Switching Linux-base to Fedora core 8 comming soon

ports/current - Some updates(kernel/ports)においてAlexander Leidinger氏が、Ports CollectionにおけるデフォルトのLinux環境がそろそろFedora 8(emulators/linux_base-f8)に切り替わるだろうと説明しています。

現在FreeBSDではFodora Core 4(emulators/linux_base-fc4)をベースとしていますが、配布物が古くなりつつありもっと新しいライブラリが必要なLinuxアプリが増えているという現状があります。FreeBSD 8-CURRENTはすでにf8へ切り替える準備ができており、あとはPorts Collectionの半凍結解除を待ってから移行作業が実施されると見られます。

src

cfi(4) Common Flash Memory Interface

current - Common Flash Memory Interface(CFI)を実装したフラッシュメモリに対するドライバcfi(4)が追加されました。/dev/cfi#およびioctl() を経由した操作が可能になります。これはJuniper Networksから寄贈されたコードです。

Local Bus Controller

current - PowerPC mpc85xxに大して新しくlbc.cおよびlbc.hが追加されました。これでローカルバスコントローラに対するデバイスドライバが追加されたことになります。これはJuniper Networksから寄贈されたコードです。

ports

emulators/wine

Windows API互換レイヤWineのportが1.1.7へアップグレードされました。Wine 1.1.7ではGnuTLSを使ったschannel実装の初期が追加された他、分析ツールによって報告されたいくつのもバグの修正、X11デスクトップワークエリアのサポート、Richeditテーブルの修正、JavaScriptサポートの改善、DOSドライバに対するデバイス管理の改善、IE7をインストールできるようにするためのインストーラサポートの改善、Direct3D 10実装の初期の追加などが実施されています。

devel/rsvndump

リモートサーバにあるSubversionリポジトリをダンプするためのコマンドラインツールrsvndumpのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。rsvndumpによって生成されるダンプデータはsvnadmin dumpによって読み込める形式になっているため、rsvndumpを使ってリモートSubversionリポジトリを簡単に別のSubversionリポジトリへインポートすることができます。

links

Hello deskjail and linuxaio

Alexander Leidinger氏がSome updates(kernel/ports)においてdeskjaillinuxaioを紹介しています。linuxaioはLinuxバイナリ互換機能において非同期I/Oを実現するためのパッチ、deskjailはデスクトップをJail環境下で実現するためのパッチです。興味がある場合にはソースをチェックしてみてください。

Tux3 vs Hammer

Tux3ファイルシステムの開発を進めているDaniel Phillips氏がDragonFly BSDのメーリングリストにおいてOf Episodes, Phases and Forksの内容をポストしています。Tux3がどういったファイルシステムを目指しているかに興味がある場合には同メールをチェックしてみてください。

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