heads-up
- U-boot supports UFS directly
U-boot FFS/
UFS support においてStanislav Sedov氏がU-bootにUFSのサポートを追加したと発表しています。U-bootはこれまでFATやReiserFS、Ext2、 CramFS、 jffs2などのファイルシステムをサポートしていました。今回UFSのサポートが追加されたことでU-bootからUFSでフォーマットされたメディアを直接操作できるようになります。要するにUFSでフォーマットされたメディアにインストールされているFreeBSDシステムをU-Bootから直接起動できます。UFS2で試験されたようですが、 UFS1でも動作するだろうと説明されています。 FreeBSDは、
FreeBSDの起動プロセスからU-bootの機能を使うという方法でU-bootに対応していました。この方法では、 まずBIOSが所定の手続きでシステムを起動し、 次にFreeBSDに処理が移り、 起動途中でFreeBSDがU-bootの機能を借りながら現在の起動メカニズムで起動を実施します。この方法なら最初のシステム起動だけクリアできれば、 あとはサーバであっても組み込みデバイスであっても同じ起動メカニズムが使え、 最小限のコーディングで新しい組み込みボードに対応できます。 今回U-Bootが直接UFSでフォーマットされた領域を扱えるようになったことで、
U-bootに対応した組み込みデバイスにおけるFreeBSDの起動がいっそう簡単なものになったといえます。この1年ほど、 FreeBSDはPowerPC、 ARM、 MIPSの組み込み得デバイスへの対応を一気に進めており、 U-bootのUFS対応はこの流れを後押しすることになりそうです。UFSに対応するためのパッチはU-boot FFS/ UFS support から取得できます。
src
- linux_
proc_ exit() fixed current - linux_
proc_ exit()において、 同時に複数のLinuxベースプロセスが存在する場合競合状態が発生する部分が見つかりました。ロック順序と条件チェックをより適切なものに変更することで問題が修正されています。この修正によってLinuxアプリケーションの動作が従来よりも安定化する可能性があります。STABLEブランチへのマージは1週間後が予定されています。
links
- NetBSD 5.
0 comming soon? Plans (and more) for NetBSD 5.
0d において、Hubert Feyrer氏が2008年10月30日 (協定世界時) にNetBSDアナウンスメールに投稿されたPlans for NetBSD 5. 0 について言及するとともに、次期メジャーリリースとなるNetBSD 5. 0の新機能を簡単に取り上げています。とくに目を引く新機能は次のとおりです。 - 性能が改善された新しいカーネルスレッドモデル
- FSSに対するジャーナリング機能の追加 WAPBL
- Xen 3.
3への対応とPAEドメイン/amd64ドメインの実現
NetBSD 5.
0はNetBSDのリリース史上、 最も楽しみとされるバージョンになるのではないかと見られます。とくにジャーナリング機能がFFSに追加されたことや、 短期間の間に一気に開発が行われてきた新しいカーネルスレッドモデルが導入されているなど性能向上や運用向上に欠かせない機能が実現されています。いつリリースされるかどう時期については明言されていませんが、 リリースが迫ってきたことは間違いないようです。