heads-up
- UTF8-compatible syscons(4) development
current - Alexander Churanov氏がcurrent-mlにおいてUTF8互換のsyscons(4)開発が継続して進められていることを伝えています。今のところsyscons(4)におけるUTF-8デコードの実装が完了しているようです。これにはカーネルモードデコーダ、
ユーザモードユニットテスト、 syscons出力プロセッサへのパッチ、 ユーザモードインテグレーションテストアプリケーションなどが含められています。 今後の開発課題として入力をUTF-8に変換するエンコーダの実装とUTF-8モードを切り替えるためのIOCTLの実装、 UTF-8-to-8-bitトランスコードマップを更新するためのIOCTLの実装などが挙げられています。
src
- sys/
ufs/ ffs/ ffs_ snapshot. c current - ffs_
snapshot. cにおいてシリンダーグループが10に到達するたびにバッファキャッシュをフラッシュする処理が追加されました。これはフリースペースを増やすための処置です。この処理が実施されない場合、 バッファキャッシュが一杯になって、 結果的にシステムディスクが不正なシステム終了を招く可能性があります。パフォーマンスを加味したチューニングは今後の開発課題となります。
ports
- www/
firefox3
www/firefox
www/seamonkey
www/linux-firefox
www/linux-seamonkey Firefox 3およびFirefox 2、
Seamonkeyのportがそれぞれセキュリティ対策が実施された最新版3. 0.4および2. 0.0. 18へアップグレードされました。Linux Firefox 2も対応しています。 - textproc/
html2tex 単一のHTMLファイルや関連するHTMLファイルを単一のLaTeXファイルに変換するプログラムhtml2texのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。
links
- Setting up Sendmail with TLS & Auth support under FreeBSD
Setting up Sendmail with TLS & Auth support under FreeBSDにおいてFreeBSDのベースシステムにインストールされているsendmailでTLS/
Auth機能を使えるようにする方法が説明されています。 最近ではSPAM対策のためにTLS/
Auth機能に対応していないとSMTPでメールが送れないケースが増えています。ターミナルからmail(1)コマンドでメールを送ったり、 デーモンや定期実行プログラムが報告データをメールで送信している場合、 ベースシステムで対応を実施しないとメールを送信しても届かないわけです。 FreeBSDのベースシステムにマージされているsendmailでTLS/
Auth機能に対応するには、 Ports Collectionからsecurity/ cyrus-saslとsecurity/ cyrus-sasl-saslauthdをインストールしたうえで、 特定のオプションを指定してsendmailを再構築する必要があります。構築手順とチェック手順がSetting up Sendmail with TLS & Auth support under FreeBSDに丁寧にまとまっていますので、 構築する場合の参考にしてみてください。 - HAMMER getting versioning feature
Matthew Dillon氏が2008年11月12日、
HEADS UP - HAMMER workにおいてHAMMFERファイルシステムにバージョニング機能の追加を実施している旨を明らかにしています。 - NetBSD 5.
0 release cycle started Catching up - what happened in NetBSD-land between mid-August and mid-Novemberにおいて8月中旬から11月中旬のできごとがまとめられている他、
NetBSD 5. 0のリリースサイクルが開始された旨が報告されています。