FreeBSD Daily Topics

2008年12月18日OpenGL 3.0対応最新のNVIDIAドライバ180.11.02登場、Wine更新で“Invalid address”問題解決他

heads-up

NVIDIA gives OpenGL 3.0 support on FreeBSD

drivers - NVIDIAは2008年12月16日、NVIDIAドライバの最新版となるNVIDIA Driver 180.11.02 for FreeBSD x86を公開しました。この最新版はOpenGL 3.0およびGLSL 1.30をフルサポートしています。OpenGL 3.0およびGLSL 1.30の機能をフルに発揮するには次のグラフィックカードが必要です。

  • Quadro FX 370, 570, 1700, 3700, 4600, 4700x2, 4800, 5600, 5800, Quadro VX200, Quadro CX
  • Quadro FX 360M, 370M, 5 70M, 770M, 1600M, 1700M, 2700M, 3600M, 3700M
  • GeForce GTX 260, 280
  • GeForce 8000シリーズおよびこれよりも新しいバージョン

NV3系、NV4系、G7系のNVIDIAグラフィックカードはOpenGL 3.0をサポートしていません。OpenGL 3.0を活用したい場合は上記グラフィックカードを用意する必要があります。執筆現在、NVIDIAドライバのport(x11/nvidia-driver)はまだ更新されていません。さっそくこのドライバNVIDIA OpenGL 3.0 Support for Windows and LinuxからFreeBSD用ドライバをダウンロードして手動でインストールしてください。

ports

emulators/wine

Windows互換APIレイヤWineのportが最新版となるWine 1.1.10へアップグレードされました。Wine 1.1.10では仮想守り書き込みの監視がサポートされた他、GdiPlus機能のさらなる実行、大量のバグ修正が実施されています。

⁠Invalid address⁠と報告されアプリケーションが実行できない問題を修正するパッチも取り込まれているため、⁠Invalid address⁠問題でアップグレードを躊躇っていた場合にはこの最新版を試してみてください。

x11-wm/wmfs

ウィンドウマネージャWMFS(Window Manager From Scratch)のportが新しくPorts Collectionへ追加されました。軽量なウィンドウマネージャで、フローティングウィンドウとタイルウィンドウをサポートし、基本的な機能を実装した安定したウィンドウマネージャとして動作することを目指しています。

www/linux-opera

Linux Operaのportが9.63へアップグレードされました。

www/apache22

Apache 2.2系のportが2.2.11へアップグレードされました。

www/wordpress

WordPressのportが最新リリース版となる2.7.0へアップグレードされました。WordPress 2.7.0は2008年内では2度目の大幅なデザイン変更となりました。アップグレードした際はUIが変更されているので気をつけてください。

links

YouTube - bsdconferences's Channel

YouTube - bsdconferences's Channelに新しく次の1つのビデオが追加されました。

ZFSをFreeBSDへ移植した開発者であるPawel Jakub Dawidek氏の発表で、FreeBSDにおけるZFSや従来のファイルシステムとの比較など機能や今後の展開などの全容がまとまっています。FreeBSD ZFSの活用を検討している場合には一度チェックしておきたいビデオです。

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