FreeBSD Daily Topics

2008年12月22日≪注目≫AsiaBSDCon 2009論文募集滑り込むなら今、burncd(8)に割り込み処理追加、Pidgin最新版、ファイアウォールプロダクト5選、FreeNASを採用した理由他

heads-up

AsiaBSDCon 2009 Paper Call

events - 2009年3月14日および15日に開催される*BSD国際会議AsiaBSDCon 2009論文募集およびチュートリアル募集が2008年12月20日をもって締めきられました。すでに例年を超える論文が寄せられています。公式にアップされている論文締切りはすでに締めきられていますが、数日以内であればこれから応募してもまだ間に合います。AsiaBSDCon 2009で発表しようと思っていたものの応募するタイミングを逃してしまったという場合、早急にAsiaBSDCon 2009 Call for Papersから応募を実施してください。今年は日本からの公募も積極的に行なわれるなど盛り上がりをみせています。

src

burncd(8)

current - これまでburncd(8)は焼き込み作業中にはシグナルや割り込み処理をおこなっていませんでした。たとえば^C(SIGINT)が実行されるとドライブはスピンしたままとなりロック状態になります。これはサイズの大きなイメージをディスクに焼こうとしてburncd(8)がI/Oエラーで終了してしまった場合にも発生します。

今回burncd(8)に対してSIGHUP、SIGINT、SIGTERMの割り込みが発生した場合か、または焼き込み中にI/Oエラーが発生した場合に、CDRIOCFLUSH ioctlを実行し焼き込み処理を終了させるように処理が変更されました。この場合、割り込みの後でもブランク作業は継続されて実施されますが、burncd(8)が終了したあとであってもブランク作業は正しく終了するようです。

ports

net-im/pidgin
net-im/libpurple

マルチプロトコルIMクライアントPidginのportが2.5.3対応へアップグレードされました。2.5.3では2.5.2に対してさまざまな修正が実施されています。Pidginを使っている場合にはこの最新版にアップグレードすることで発生していた問題の修正が見込めます。

www/firefox3
www/seamonkey
www/firefox
www/linux-firefox

Firefox 3のportが3.0.5対応へアップグレードされました。同様にFirefox 2は2.0.0.20へ、Linux Firefox 2は2.0.0.20へ、Seamonkeyは1.1.14へ、Linux Seamonkeyは1.1.14へアップグレードされました。

deskutils/labyrinth

Gnomeデスクトップ向けの軽量マインドマップツールLabyrinthのportが新しくPorts Collectionへ追加されました。ツール自身はPythonで開発されており、描画にはcairoを使います。可能な限り軽量で直感的に使えることに注力していますが、すでに幅広い強力な機能が提供されています。

links

5 Best Linux/BSD Firewall Tools

5 Best Linux/BSD Firewall Toolsにおいてベストな5つのファイアウォールプロダクトが紹介されています。同文書で紹介されているプロダクトは次のとおりです。

  • IPCop
  • M0n0wall
  • pfSense
  • SmoothWall
  • Linux LiveCD Router

M0n0wallとpfSenseはFreeBSDをベースにして構築されたFreeBSDベースのファイアウォールプロダクトです。

Why We Designed Our Own NAS Servers For Use In Our Data Center

Why We Designed Our Own NAS Servers For Use In Our Data Centerに、なぜデータセンターのNASサーバにFreeNASを使って自分たちで設計したものを採用したかが簡単にまとめられています。NASサーバの構築を検討している場合には資料として参考にしてみてください。

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