FreeBSD Daily Topics

2009年1月9日Flash9とNSPluginWrapper最新版、OpenJDKビルドon FreeBSD

ports

Flash 9 and NSPluginWrapper

2008年年末にNSPluginWrapperの最新安定版リリースとなるNSPluginWrapper 1.2.0が公開されました。以後活発にマイナーバージョンアップが実施され、執筆現在ではNSPluginWrapper 1.2.2が公開されています。開発ブランチとして1.3.0も作成されました。

安定版がリリースされたことでPorts CollectionにおけるNSPluginWrapper(www/nspluginwrapper)のバージョンアップが期待されますが、バージョンアップされたとしても状況はそれほど変わりそうにありません。

NSPluginWrapperのページNSPluginWrapper 1.2.0 [Web > Gwenole Beauchesne]によると、FreeBSDにおけるFlash 9に関する変更は何も行っていないものの、FreeBSD 7.1でFlash 9が動作するようになったのはFreeBSD側のLinuxバイナリ互換機能が改善されたからだと説明があります。またさらに現状ではFreeBSDでFlash 10を実行することはできないという説明があります。

OpenJDK

FreeBSD JavaのパッチはOpenJDKへマージされましたが、OpenJDKのportはまだPorts Collectionにはマージされていません。Ports CollectionにマージされればJavaを必要とするアプリケーションの多くがこれまで一旦手動インストールを必要としたフェーズを飛ばして、ほかのプログラミング言語のようにPorts Collection経由で自動的にビルドできるようになると見られます。

いち早くOpenJDKを試してみたい場合には、bsd-port/bsd-port / summaryを取得してビルド作業を実施すると良さそうです(Mercurialのforestエクステンションも必要⁠⁠。freebsd-java mlにはFreeBSDで動作しているOpenJDKが報告されています。

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