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2009年1月14日Gnome 2.24.x登場―2.22.xからのアップグレード方法と更新後の注意点

heads-up

Gnome 2.24

ports - FreeBSD 7.1-RELEASEの公開を受けて、Ports Collectionの半凍結状態が解除されました。これによりビッグアプリケーションのコミットが動き始めています。2009年1月10日にはGnome関連のアプリケーションが2.24.xへアップグレードされました。/usr/ports/UPDATINGで紹介されているアップグレード方法は次のとおりです。

portupgradeを使ったGnome 2.24へのアップグレード
# pkgdb -Ff
(Answer "yes" to unregister gail while keeping gtk20.)
(Answer "yes" to unregister fast-user-switch-applet while keeping gdm.)

# pkg_deinstall -fO gtkmm-2.12\*
# portupgrade -aOW
# portupgrade -f gnome-session
portmasterを使ったGnome 2.24へのアップグレード
# pkg_delete -f gtkmm-2.12\*
# portmaster -a
# portmaster gnome-session

portupgrade(8)でアップグレードを実施する場合、/usr/ports/UPDATINGに説明があるように、先にpkgdb -Ffを実行してgtk20は保持したままgailを、gdmを保持したままfast-user-switch-appletをアンレジストしてからアップグレードを実行する必要があります。またアップデート後にgnome-sessionを再度ビルドする必要があります。

 Gnome 2.24.x on FreeBSD
図 WGnome 2.24.x on FreeBSD

Gnome 2.24.xにアップデートした場合、いくつかのポイントに注意する必要があります。とくに引っかかりやすい問題を次にまとめます。

  • /etc/rc.confに少なくとも「dbus_enable="YES"」および「hald_enable="YES"」を追加してdbusとhaldを有効にする必要があります。これらデーモンが動作していないとテーマの設定などいくつもの機能が動作しません。GDM経由でログインする場合には「gnome_enable="YES"」も追加します
  • ${HOME}/.gtkrc-2.0ファイルでテーマを設定している場合、Gnome 2.24.xの設定とぶつかってUIが崩れることがあります。2.24.xからは${HOME}/.gtkrc-2.0ファイルは使わない方がいいでしょう
  • GDM経由でログインした場合、${HOME}/.dmrcの設定は有効にならないようになりました。ログインするごとに言語を「Japanese」に明示的に指定する必要があります
  • GDM経由でログインした場合、環境変数PATHにsbin系のディレクトリが含まれないようになりました。これまでと同じPATHを使う場合は処理のどこかで明示的に設定する必要があります

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