FreeBSD Daily Topics

2009年4月2日≪注目≫FreeBSD 7.0 EoLは4月いっぱい、≪注意≫linux_base-f8関連のインフラ更新、Perl 5.10へアップグレード、LLVM対応進む

heads-up

FreeBSD 7.0 EoL

FreeBSD Security Officerは2009年4月1日、FreeBSD 7.0のセキュリティサポートが2009年4月30日で終了することをアナウンスしました。FreeBSD 7.0のユーザはセキュリティサポートが終了する前にFreeBSD 7.1へアップグレードすることが強く推奨されています。

FreeBSD 7.0のセキュリティサポートの終了はもともとは2009年2月いっぱいが予定されていました。しかしながらFreeBSD 7.1のリリースが遅れたこともあり、これを考慮して4月いっぱいまで延期されました。FreeBSD 7.1は2011年1月いっぱいまでセキュリティサポートが計画されています。

なお、次期リリースが予定されているFreeBSD 7.2は通常のセキュリティサポート期間になる見通しでリリース後1年間のサポート期間になる見通しです。

src

LLVM

current - LLVM CLangを使ったシステムのビルドへ向けた取り組みが進められています。

ports

linux_base-f8

Linux Base F8(emulators/linux_base-f8)関連のportがまとめてアップグレードされました。今回の変更で従来の方法といくらか変更が発生しています。まず、以前は/etc/make.confに「OVERRIDE_LINUX_BASE_PORT?=f8」の設定を追加すれば良かったのですが、これが次のように変更となりました。

/etc/make.confに追加する設定
USE_LINUX_BASE_PORT=f8
USE_LINUX_NONBASE_PORTS=f8

すでにemulators/linux_base-f8をインストールしてある場合、一旦すべてのLinux Base関連をアンインストールし、Linuxアプリケーションをアンインストールしてから、再度≪Tips≫linux_base-f8をインストールして使う方法(日本語ロケール設定、日本標準時設定あり)のようにインストールを実施する必要があります。/etc/make.confに追加する設定は「OVERRIDE_LINUX_BASE_PORT?=f8」ではなく上述したようになりますので気をつけてください。

Perl 5.10 from 5.8

Ports CollectionのPerlが5.8対応から5.10対応へ更新されました。アップグレード方法が/usr/ports/UPDATINGファイルに記載されています。

Perlを5.8から5.10へアップグレードする方法 portupgrade(1)編
# pkgdb -Ff
# portupgrade -o lang/perl5.10 -f perl-5.8.\*
# portupgrade -fr perl
Perlを5.8から5.10へアップグレードする方法 portmaster(1)編
# portmaster -o lang/perl5.10 lang/perl5.8
# portmaster -r perl\*

Perlのアップグレードはインストールされているアプリケーションによってはかなり広範囲にわたって再インストールを行うことになります。

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