FreeBSD Daily Topics

2009年6月17日Opera Unite登場、Firefox 3.0.11へアップグレード

heads-up

www/opera-devel

開発版Operaのport(www/opera-devel)が、Opera 10系へアップグレードされました。執筆現在では10.00.b1(opera-10.00-4402.freebsd7-shared-qt3.i386)がインストールされます。Operaは先日、ブラウザ側にサーバの機能を統合した野心的なプロジェクトとしてOpera Uniteを発表しました。Opera UniteはFreeBSD版も提供されています。

Ports Collectionに入っている開発版Operaは10.00-4402で、このUnite機能が統合されたバージョンは10.00-4440となります。いずれportも更新され、Opera Uniteの機能が統合されたバージョンが使えるようになるとみられます。このOpera Uniteという新機能、Opera Softwareのヘッドランナーぶりが表れたとてもエキサイティングサービスです。

図1 FreeBSD amd64版 Opera10 Unite - ファイルを展開して中にあるoperaを実行するだけ。左下にあるOpera Uniteを有効にするとアカウントの登録がはじまる
図1 FreeBSD amd64版 Opera10 Unite - ファイルを展開して中にあるoperaを実行するだけ。左下にあるOpera Uniteを有効にするとアカウントの登録がはじまる
図2 Opera Unite起動後はサービスが動いていないので、使いたいサービスを有効にしていく
図2 Opera Unite起動後はサービスが動いていないので、使いたいサービスを有効にしていく
図3 Opera Uniteの活用例 - 噂どおりたしかにこれはすごい
図3 Opera Uniteの活用例 - 噂どおりたしかにこれはすごい

Opera Uniteは最初の状態では無効化されています。左下にあるOpera Uniteのボタンをクリックして有効化できます。my.opera.com、dev.opera.com、Opera Linkのアカウントがあればそれを、ない場合には起動してくるダイアログを使ってアカウントを作成します。登録が終わるとそのままOpera Uniteが使えるようになります。

ファイル共有、メディア、Webサーバ、写真についてはサービスを有効にするときにディレクトリを指定します。そこが自動的に公開対象となります。デフォルトの設定は制限公開で、アクセスするには表示されているパスワードを使う必要があります。一般公開、プライベートの3種類が用意されています。ファイルや写真の共有・公開ツールとしても活用できそうです。

ファイル共有サービスと異なるのは、あくまでも主体はOpera 10が実行されているPCにあるため、そのPCが動作していないとか、サービスが提供されていない場合にはURLにアクセスしても「Device Unavailable」と表示され共有がかからないことでしょう。ひさしぶりにWebサービスではなく、デスクトップにインストールするアプリケーションとしてわくわくするような機能が提供されたといえます。他のブラウザに先んじて新機能を投入していくというOperaらしいカッティングエッジなサービスです :)

ports

www/firefox3
www/firefox

Firefox 3のportがセキュリティ問題に対応した3.0.11へアップグレードされました。またこれをバックポートする形でFirefox 2のportに、セキュリティ問題(CVE-2009-1834、CVE-2009-1835、CVE-2009-1836、CVE-2009-1838、CVE-2009-1841)に対応するためのパッチが取り込まれました。

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