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2009年11月4日FreeBSD 8.0-RC2登場 - 正式版は11月下旬

heads-up

FreeBSD 8.0-RC2

release - Ken Smith氏は2009年10月28日、次期メジャーリリースへ向けた最新RC版となるFreeBSD 8.0-RC2を発表しました。パブリックプレビューの間に発見された問題は8.0-RELEASEまでに修正することが可能だと判断し、それら問題を修正したうえでリリース作業へ入るとのことです。RC3まで出すことが決まっており、現在の遅延を考えると11月下旬以降でのリリースが現実的と見られます。

提供されるアーキテクチャは次のとおりです。CDROM/DVDイメージが提供されているほか、i386とamd64にはメモリスティックからインストールするためのイメージも提供されています。

amd64およびi386を使っており、7.0-RELEASE、7.1-RELEASE、7.2-RELEASE、8.0-BETA1、8.0-BETA2、8.0-BETA3、8.0-BETA4、8.0-RC1のどれかを使っている場合にはFreeBSD Updateを使ってのバイナリアップデートが可能です。アップデート作業はFreeBSD 8.0-BETA3のときと同じです。BETA3からアップグレードするときは、アップグレードのダウンロード中に「INDEX-OLD.all: Invalid arguments」のようなエラーメッセージが出力されますが、これは無視できるメッセージなので飛ばしてそのまま作業を進められるという説明があります。BETA4ではこのバグは修正されています。アップデート作業の詳しい内容はFreeBSD Update to 8.0-BETA1で説明されています。

2009年7月19日の時点で共有ライブラリバージョンが更新されています。このため、それ以前のブランチからアップグレードした場合には、インストールされているすべてのアプリケーションを再構築する必要があります。バイナリのみが提供されているアプリケーションは動作しなくなるものがあります(Diablo JDK16、Operaなど⁠⁠。その場合は7互換ライブラリ(misc/compat7x)をインストールしてください。

Reason Why of FreeBSD 8.0-RC2 delay

release - FreeBSD 8.0-RC1がリリースされたのは2009年9月21日です。当初の予定から大きく遅れて、1ヶ月以上の間をあけて次のRC2がリリースされました。さらにRC3のリリースも予定しているなど、比較的順調にマイナーバージョンをリリースしてきた経験からすると、7.0がリリースされたときと同じように大幅な遅れが発生していることになります。

RC2まで時間がかかった背景には、NULLポインタ例外などで発生する脆弱性に対処するためと説明されています。特定のケースで予期しないフォールアウトが発生する可能性があることがわかったようです。この問題はリリースまでに修正する必要があるとし、RC2のビルドが延期されていました。セキュリティ問題への取り組みである、この遅延は必要なものだと認識されています。

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