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2009年11月11日NVIDIAドライバ、FreeBSD/amd64で動作を確認したとNVIDIAのソフトウェアエンジニアが報告

heads-up

NVIDIA Driver for FreeBSD/amd64

FreeBSDはターゲットとなる主要アーキテクチャをi386からamd64へ移行させつつあります。i386版はデフォルトのままでは3.2GB以上のメモリを扱うことができません(PEAを有効にすればそれ以上のメモリも扱えます⁠⁠。また最近もっとも注目されている機能であるZFSを活用するにも、i386版よりもamd64版の方が都合がいいことが多いという状況にあります。

しかし、いくつか重要なアプリケーションがamd64版では動作しないため、特にワークステーション用途でFreeBSDを使っている場合には、i386版からamd64版へ移行できないユーザもいます。もっとも大きな障壁となっているのは、NVIDIAドライバがamd64版では動作しないことです。

Compiz Fusionのような3D描画を活用するアプリケーションを利用するにはNVIDIAがリリースしているドライバを利用するのがてっとりばやいと言えます。オープンソースソフトウェアとして開発されているドライバでも同様の機能をサポートしているものがありますが、利用できるグラフィックボードやサポートしている機能が限られています。

ここ数ヵ月の間でFreeBSDのmmapにいくつかの機能拡張が実施されました。これは動作しないNVIDIAドライバを利用できるようにするための試みです。これを受けてか、NVIDIAのソフトウェアエンジニア、Christian Zander氏がFreeBSD-amd64 driver ? - Page 37 - nV News ForumsにおいてFreeBSD/amd64におけるNVIDIAドライバの動作を確認したと報告しています。

Christian Zander氏の報告によればFreeBSD/i386、FreeBSD/amd64の双方においてRELENG_7とRELENG_8のカーネルを使ってNVIDIAドライバが動作していることを確認したとあります。FreeBSD/i386で動作するOpenGLアプリケーションがFreeBSD/amd64でも動作することを確認したほか、最近mmap()にほどこされた修正によって、Linux/x86のOpenGLアプリケーションがFreeBSD/i386およびFreeBSD/amd64の双方で動作したことも確認されたと報告されています。

ベータ版のドライバを公開するまでそう長い時間はかからないだろうと記載されていますが、いつごろリリースできるかはわからないとされています。また現段階では、Linux、Solaris、FreeBSDなどにおいてHybrid SLIテクノロジをサポートする計画はないと説明されています。

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