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2009年11月14日FreeNAS 0.7リリース - ZFS機能に対応

heads-up

FreeNAS 0.7 released

release - FreeBSDベースで開発されたNASソリューションの最新版となるFreeNAS 0.7が公開されました。Webインターフェースから簡単に管理できるという特徴があります。0.7はFreeBSD 7.2-RELEASEをベースに従来のバージョンに改善や新機能の追加を行ったバージョンです。とくにZFSの機能がマージされている点が注目されます。

FreeNASのインストールはすぐに終わります。最小構成ならシステム向けに32MBも領域があれば十分です。システム領域は別パーティションとして作成されますので、システムをインストールしたディスクの残りの領域をデータパーティションやスワップパーティションとして使いたい場合は、Webインターフェースから操作を行って追加します。作業方法はインストール時に表示されますので、そのとおりに作業します。

図1 FreeNAS 0.7起動後画面 - 2)で設定すればすぐに使い始めることが可能
図1 FreeNAS 0.7起動後画面 - 2)で設定すればすぐに使い始めることが可能
図2 Alt-F2でFreeBSDコンソールからログインも可能。rootアカウントで、パスワードはfreenas
図2 Alt-F2でFreeBSDコンソールからログインも可能。rootアカウントで、パスワードはfreenas
図3 NATで動く仮想環境内で試すなら、sshでフォワーディングすればホストOSからもアクセスできる
図3 NATで動く仮想環境内で試すなら、sshでフォワーディングすればホストOSからもアクセスできる

FreeNASはWebインターフェースから操作できますが、コンソールからログインして使うこともできます。Alt-F2でコンソールを表示させてroot:freenasでログインできます。sshが利用できるので、VirtualBoxやQEMUなどの仮想環境で試している場合には、sshで「ssh -R 1080:localhost:80 username@10.0.2.3」のように、ホストの1080番ポートへのアクセスをFreeNASの80番ポートにフォワーディングさせればホストOSから設定画面を使ってみることもできます。

図4 FreeNAS Webインターフェース
図4 FreeNAS Webインターフェース
図5 ZFSのさまざまな操作がブラウザから可能
図5 ZFSのさまざまな操作がブラウザから可能
図6 Sambaの設定画面
図6 Sambaの設定画面

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