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2009年11月18日デフォルトコンソールcons25からxtermへ変更(ただしi386とpc98はのぞく

heads-up

Default console style to xterm from cons25

current - syscons(4)で利用されるデフォルトのターミナルエミュレーションがcons25からxtermへ変更されました。ただし、i386とpc98を除きます。i386とpc98は関連コードを共有しているためと、pc98ではコンソールで漢字などを扱うための拡張機能を利用しているため、そのままxtermに移行するわけにもいかないからです。i386についてはいずれxtermへ変更される見通しですが、pc95ではcons25/cons25wがデフォルトのまま使われることになると見られます。

cons25には次の問題があると説明されています。

  • シリアルインターフェースを提供している組み込みデバイスと互換性が低い
  • スクロール機能が欠如しているため通信帯域の効率が悪い
  • UTF-8のような最近の文字セットをサポートするのが困難

gdmを利用せずにコンソールからログインする場合は黒いテキストスクリーンが表示されていますが、あの画面で使われているターミナルエミュレーションがcons25からxtermへ変更されています。

今回、この変更作業を担当したEd Schouten氏は、新しいコンソールとしてグラフィックモードで動作するドライバの開発をおこなっています。同取り組みが成功すると、この黒いコンソール画面をより大きな解像度で、日本語を含むUTF-8などの文字コードを利用できるようになります。xtermへの変更はこうした将来の作業を見据えたものにもなっています。

cons25で動作させたい場合は、次のようにコマンドを実行して設定を変更します(sh系シェルを使っている場合の例)。

 cons25に設定を変更する方法(sh系シェルを使っている場合)
vidcontrol -T cons25
export TERM=cons25

再起動すると上記設定はクリアされ、xtermがデフォルトのターミナルエミュレーションとして利用されます。恒久的にcons25を使いたい場合は、カーネルオプション「options TEKEN_CONS25」を追加してカーネルを再構築します。

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