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2009年12月25日NVIDIA Driver 195.22 Ports Collectionに登場、smartmontoolsに長らく待ち望まれたFreeBSD向け機能登場、KOffice 2.1登場

ports

NVIDIA Driver 195.22

Ports CollectionのNVIDIA Driver(x11/nvidia-driver)がバージョン195.22対応へアップグレードされました。Ports CollectionのNVIDIA Driverは正式版がでない限りアップデートされないポリシーになっていますが、今回だけは特別扱いということでベータ版のバージョン195.22へアップグレードが実施されました。195.22はamd64で動作するようになった最初のバージョンであり、これまでNDIVIAのグラフィックボードを使ってきたamd64ユーザの多くが待ち望んでいたものでした。

amd64でNVIDIA Driver 195.22を利用するには、リビジョン番号702106以降のFreeBSD 7-STABLEか、またはFreeBSD 8.0以降、FreeBSD 9-CURRENTのどれかが必要です。インストール後は/etc/X11/xorg.confファイルのデバイスセクションのドライバ指定を⁠nv⁠から⁠nvidia⁠へ変更します。Compiz Fusionなど3Dレンダリング機能が要求されるアプリケーションが動作するようになるほか、nvと比べてレンダリング性能の向上が実現されます。glxgears計測で数十倍程度の違いが出ます。

なお、VirtualBoxとNVIDIA Driver 195.22を併用する場合は、システムフリーズが起こることがあります。利用するグラフィックボードやマザーボードとの組み合わせもあるようで、問題がでないケースもあります。

smartmontools advanced

ハードディスクのS.M.A.R.T.機能を利用するための代表的なツールであるsmartmontoolsのport(sysutils/smartmontools)が5.39対応へアップグレードされるとともに、長らく待ち望まれていた重要な改善が実施されました。5.39対応版では次の改善が実施されています。

  • いくつかのデバイスに対するUSBデバイスタイプ自動検出機能の実現サポートリスト
  • HighPoint RocketRAIDコントローラのサポート
  • /dev/passデバイスを使ったRAIDコントローラのサポート
  • CHECK_POWER_MODEおよびWRITE_LOGのサポート
  • CCISSファイルディスクリプタリークの習性
  • ファイル名ベースではないFreeBSD向けのデバイスタイプ検出アルゴリズムの導入
  • CAMバスにおけるATAデバイス(adaX)のサポート(FreeBSD 8.0およびそれ以降のバージョン)
KOffice 2.1.0

KDE FreeBSD teamから、Ports CollectionのKOfficeをKOffice 2.1.0へアップグレードしたとアナウンスが出ました。

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