ports
- OpenJDK 7
OpenJDK 7のport
(java/ openjdk7) が新しくPorts Collectionに追加されました。ビルドするにはほかのJDKが必要です。Makefileではインストールされているものから順に次のJDKを使うように指定があります。 - OpenJDK 7 (java/
openjdk7) - OpenJDK 6 (java/
openjdk6) - Sun JDK 1.
6.0 (java/ jdk16) - Diablo JDK 1.
6.0 (java/ diablo-jdk16)
一度OpenJDK 7をインストールしてしまえば、
次回のビルドからはインストールされているOpenJDK 7を使ってOpenJDK 7のビルドが実施されるようになります。 - OpenJDK 7 (java/
- VirtualBox 3.
1.2 VirtualBox 3.
1.2のportを試してほしいという要望がFreeBSD Vbox Teamから発表されています。 VirtualBox 3.
1.2のportは、 VirtualBoxの対応バージョンが3. 1.2にバージョンアップされている以外にも、 FreeBSD portとしていくつかの変更が実施されています。まず、 VirtualBox 3. 0.51r22902では1つのportで提供されていますが、 VirtualBox 3. 1.2では2つのportに分解されています。VirtualBoxはカーネルモジュールで機能を実現しているため、 カーネルを再構築した場合にはVirtualBoxも再構築する必要があります。VirtualBoxをすべて再構築するのは時間がかかるため、 portをVirtualBoxのカーネルモジュール部分とそれ以外に分離することで、 ビルドの負荷を下げる狙いがあります。 また、
VirtualBox 3. 1.2では新しくFreeBSDゲストOS向けのカーネルモジュールのportが用意されています。これを利用するとWindowsゲストOSやLinuxゲストOSにVirtualBoxゲストドライバをインストールしたのと同じようにシステムクリップボードの共有やディスプレイの柔軟な変更が可能になります。試験段階で執筆現在ではまだPorts Collectionには追加されていませんが、 最終的には次のように変更されることになると見られます。 - 現在の構成
- emulators/
virtualbox - VirtualBox 3. 0.51r22902とカーネルモジュール
- emulators/
- アップデート後の構成
- emulators/
virtualbox-ose - VirtualBox 3. 1.2 - emulators/
virtualbox-ose-kmod - VirtualBox 3. 1.2カーネルモジュール (vboxdrv. ko、 vboxnetadp. ko、 vboxnetflt. ko) - emulators/
virtualbox-ose-additions - FreeBSDゲストOS用ドライバ (vboxvideo_ drv. so、 vboxmouse_ drv. so、 vboxguest. ko - 3. 1.2はロードできなかったためこれには3. 1.51r25618-OSEが使われている)
- emulators/
virtualbox-ose-kmodとvirtualbox-ose-additionsには新しくrc.
dスクリプトが追加されるため、 これまで/booot/ loader. confなどに記載していた設定は削除し、 かわりに/etc/ rc. confなどに 「vboxnet_ enable="YES"」 の設定を追加すればよくなります。なおブリッジネットワーキングの機能を使わない場合は、 この設定をせずに/boot/ loader. confなどに 「vboxdrv_ load=” YES”」のみ書いておけば動作します。virtualbox-ose-additionsの場合は/etc/ rc. confなどに 「vboxguest_ enable=” YES”」を書くことになります。 FreeBSDゲストでXのサイズ変更やシームレスなマウスの利用を実現するには、
ドライバにvboxvideo_ drv. soおよびvboxmouse_ drv. soを利用します。設定方法はCall for tester: VirtualBox 3. 1.2 for FreeBSD #take 2 に記載されています。