heads-up
2010Q1 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から、
- Dynamic Ticks in FreeBSD
Ozawa Tsuyoshi氏からダイナミックTicksに関する取り組みが報告されています。これはFreeBSDにおいてTicklessカーネルを実現するためのもので、
仮想環境におけるゲストOSにFreeBSDを採用している場合、 プロセッサ負荷の軽減が見込めるようになる他、 ノートPCなどで深いスリープを実施しても問題なく復帰できるようにするために役立ちます。FreeBSD Ticklessカーネルパッチに関する情報は次のブログに掲載されています。 - Started to implement dynticks in FreeBSD
- Implemented to switch dyntick mode and periodic tick mode automatically
- The dyntick patch for FreeBSD 7.
3 which supports i386 and amd64
FreeBSD TicklessカーネルパッチはAsiaBSDCon 2010のFreeBSD DevSummitで関係者の興味を惹いた他、
AsiaBSDCon 2010のWIPセッションで発表がありました。今後の進展が期待されます。 - LDAP support in base system
FreeBSDのベースシステムそのものにはデフォルトの状態ではLDAPによる認証機構は取り込まれていません。LDAPの認証機構をベースシステムに取り込むための取り組みが発表されています。OpenLDAPのライブラリをベースにしてマージを実施する取り組みとされています。