heads-up
- Dtrace Userland Project
FreeBSDにはFreeBSD 8.
0からDTraceの機能が導入されています。DTraceが適用できる対象はカーネルで、 同機能を利用することでシステム運用時にカーネル内部で何が実行されているのかを詳細に観測することができます。システム不具合の調査やパフォーマンスボトルネックの分析に活用されています。 今回、
FreeBSD開発者であるRui Paulo氏がDTraceをユーザランドにも適用するプロジェクトに取り組むとし、 FreeBSD Foundationが支援を実施することになったことがFreeBSD Foundation: Dtrace Userland Projectで報告されています。ユーザランドでDTraceが活用できるようになると、 ユーザランドで動作するアプリケーションが実際にシステム内部でどのように動作しているのかを子細に調査することができ、 アプリケーション不具合の解決やパフォーマンス改善へ向けた取り組みが実施しやすくなります。 FreeBSD Foundation: Dtrace Userland Projectの説明によると、
まずはじめにシンボルアドレスマッピング、 アドレスシンボルマッピング、 ブレークポイント設定、 rtldからDTraceが扱えるようにlibprocサポートを追加する作業に取り組むと言及されています。次にDTraceプロセス制御に焦点をあて、 pidプロバイダのFreeBSDへの移植とusdtの移植が実施されます。最後にplockstatプロバイダを移植するとのことです。 プロジェクトは2010年9月の完成を目指すとしており、
タイミングを考えると9-CURRENTへの取り込み、 MFCが実施されることになれば、 早くて8. 2-RELEASEでの導入という流れになりそうです。 - gihyo.
jp FreeBSD勉強会 7月16日
(金) に、 gihyo. jp FreeBSD勉強会第5回が開催されます。今回は、 河部展氏に 「FreeBSDにおけるZFSのあれこれ─FFS/ ZFSのベンチマーク」 と題して、 FreeBSDのファイルシステム、 FFS/ ZFSについて解説していただきます。 参加申し込みは7月6日から13日夜12時まで、
gihyo. jpの勉強会ページ にて受け付けます。表 FreeBSD勉強会 第5回概要 名称 gihyo. jp FreeBSD勉強会
第5回 BSDCan 2010レポートおよび開発状況について日程 7月16日 (金) 時間 19:00~21:00 (予定) 開催場所 株式会社Speee セミナールーム
東京都港区六本木4-1-4 黒崎ビル4階定員 22人程度 参加費 500円 (当日徴収いたします) URL http:// gihyo. jp/ event/ 01/ freebsd/ 2010/ 0716 実行委員会 佐藤広生 (東京工業大学/ FreeBSD Foundation)
後藤大地(オングス代表取締役/ FreeBSD committer)
馮富久(技術評論社 クロスメディア事業部)
松永一郎(Speee/ 開発部) 協力企業 株式会社技術評論社
株式会社Speee
有限会社オングス※ お申し込み多数の場合、
抽選となります。