heads-up
- Per-Jail Resource Control Project
FreeBSDの提供する軽量高速仮想化メカニズムの1つにJailがあります。最近の開発でJailごとにネットワークスタックが独立され、
従来よりも強力な仮想化が実現されました。ほかの仮想化技術とことなりきわめて軽量であり、 ホスティングサービスの提供などで活用されています。 今回、
このJailに、 Jailごとのリソース制御機能の開発を実装するとEdward Tomasz Napierala氏が発表し、 同プロジェクトをFreeBSD Foundationが支援することになりました。これまでJailにはJailごとのリソース制御機能が用意されていませんでした。Jailごとのリソース制御機能はFreeBSD Jailにおいてこれまで渇望されてきた機能の1つで、 プロジェクト完成後にはFreeBSDの大きなセールスポイントになると見られます。 同プロジェクトではリソースを制御するための統一したフレームワークを開発することを目指しています。そのリソース制御フレームワークを活用してJailごとのリソース制御機能を実装するとのことです。将来的には同フレームワークをベースとして階層化リソース制御機能やAIX WLMのような制御機能の実装などが取り組まれることになるようです。また同フレームワークはより正確なリソース使用記録機能なども提供することになり、
課金メカニズムとしても活用できると説明があります。 FreeBSD Jailはホスティングサービスの基盤技術として採用されることが多いのですが、
これまでそうしたサービスを提供するISPは独自にリソース制御機能を実装していました。そうした機能がFreeBSDにマージされるという話題がでたこともありましたが、 結局公開されずに現在に至ります。今回のEdward Tomasz Napierala氏の取り組みが現実的な進展ということになりそうです。 - gihyo.
jp FreeBSD勉強会 7月16日
(金) に、 gihyo. jp FreeBSD勉強会第5回が開催されます。今回は、 河部展氏に 「FreeBSDにおけるZFSのあれこれ─FFS/ ZFSのベンチマーク」 と題して、 FreeBSDのファイルシステム、 FFS/ ZFSについて解説していただきます。 参加申し込みは7月6日から13日夜12時まで、
gihyo. jpの勉強会ページ にて受け付けます。表 FreeBSD勉強会 第5回概要 名称 gihyo. jp FreeBSD勉強会
第5回 BSDCan 2010レポートおよび開発状況について日程 7月16日 (金) 時間 19:00~21:00 (予定) 開催場所 株式会社Speee セミナールーム
東京都港区六本木4-1-4 黒崎ビル4階定員 22人程度 参加費 500円 (当日徴収いたします) URL http:// gihyo. jp/ event/ 01/ freebsd/ 2010/ 0716 実行委員会 佐藤広生 (東京工業大学/ FreeBSD Foundation)
後藤大地(オングス代表取締役/ FreeBSD committer)
馮富久(技術評論社 クロスメディア事業部)
松永一郎(Speee/ 開発部) 協力企業 株式会社技術評論社
株式会社Speee
有限会社オングス※ お申し込み多数の場合、
抽選となります。