headsup
- ZFS
ZFSに関する取り組みが矢継ぎ早に発表されています。Martin Matuska氏からFreeBSD ZFSのパフォーマンスを改善するための2種類のパッチが試験公開されたほか、
ZFS v28を導入するためのパッチがPawel Jakub Dawidek氏から公開されました。9-CURRENTへのマージもまだ先の話になるとみられますが、 これらパッチが適用されたあとのFreeBSD ZFSはとても魅力的なものになる可能性があります。 - ZFS v28 is ready for wider testing.
- [CFT] Improved ZFS metaslab code (faster write speed)
- [CFT] ZFS ACL and rrwlock speedup
Solaris/
OpenSolaris以外に移植されたZFSとしては、 このFreeBSD v28がもっとも新しいバージョンということになりそうです。Linuxで動作するZFS-FUSEはv23がベースになっており、 現在Linuxカーネルモジュールとして開発が進められているものはv18とさらに前のバージョンです。FreeBSDも8系にはv14が、 9系にはv15がマージされているなど、 一気にバージョンアップが実施されることになります。 OracleがOpenSolarisの支援を廃止するニュースが流れてから、
ZFSを利用するユーザや開発者の間では、 ZFSが今後どうなっていくのかという点に大きな関心が集まっていました。FreeBSD ZFSの開発を担当しているPawel Jakub Dawidek氏はZFS v28パッチを発表するとともに、 FreeBSDプロジェクトは今後もZFSの開発をすすめるという旨を発表しています。