- External Toolchain Support
current - FreeBSDシステムおよびカーネルのビルドツールとして、
システムがデフォルトで設定しているものではなく、 それ以外の外部のツールチェーンを使えるようにする取り組みが報告されています。FreeBSDの開発がはじまった当初はサーバや開発/作業用OSとしての需要が大きかったFreeBSDですが、 最近では組み込みデバイス向けのOSとしての活用の幅を広げています。こうしたプラットフォームに対応していくうえで外部ツールチェーンの活用が重要になってきています。 今のところFreeBSDがTier1対応しているアーキテクチャはGCCも対応しており、
ビルドにあたっては問題ありません。しかし、 特定のボードやH/ Wでは、 ベンダが提供しているツールチェーンを使わなければ性能を発揮できないものがあります。従来のFreeBSDのビルドシステムはGCCを念頭において開発されているため、 特定のビルドに特定のツールチェーンを使うといったことがあまり簡単ではありませんでした。 現在進められているLLVM Clangへの入れ替えを通じて、
ビルドシステムの整理が実施され、 外部のツールチェーンを利用しやすい状況になりつつあります。amd64/ i386以外のアーキテクチャに対する対応はこうしたClang対応の整理の結果も活用しながら進められているとのことです。