2010Q3 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。
- xz Compression for Packages and Log Files
9-CURRENTおよび8-STABLEのbsdtar(1)、
pkg_ create(1)、 pkg_ add(1)にxz圧縮のサポートが追加されたことが紹介されています。この結果、 .txzのサフィックスを持ったパッケージが作成できるようになった他、 .txzサフィックスのパッケージがインストールできるようになったと説明があります。ログにおけるxz圧縮の利用は今後の作業になるとされています。 xzは高圧縮率を実現したデータ圧縮ソフトウェアです。GZIPよりも30%ほど圧縮率が高く、
BZIP2よりも15%ほど圧縮率が高いとされています。また展開時の処理も早く、 BZIP2と比較して展開にかかる時間が半分ほどだと説明があります。性能的に判断してもライセンス的に見てもxzは扱いやすく、 今後システムでデフォルトで採用されるフォーマットになっていくことが予想されます。パッケージの形式を.tbzから.txzに変更するかどうかは今後の検討課題となります。