FreeBSD Daily Topics

2011年3月28日ZFSを使ったシステム管理

2011年3月19日と20日、東京理科大学森戸記念館においてAsiaBSDCon 2011が開催されました。東北地方太平洋沖地震の影響で講演者が来日できないなど、日程や実施方法を大幅に変更しての実施となりました。AsiaBSDCon 2011からいくつかのセッションを紹介します。

Improving System Management With ZFS

Brooks Davis氏からはFreeBSDにおいてZFSを使う方法が紹介されました。ボリュームの作成から基本的な操作方法、スナップショットなどの運用方法やバックアップ方法などが紹介されました。ZFSはFreeBSDをストレージとして運用する場合に欠かせない機能になりつつあります。

ZFSの機能をフルに発揮するには十分な量のメモリが必要になります。活用できるメモリ容量の上限が低いi386アーキテクチャ版では運用に支障をきたすことがあります。amd64アーキテクチャで十分な量のメモリを搭載することがZFSを活用したストレージを構築するうえで重要になります。

また、ZFSは物理ディスク容量が切迫してくると正しく動作できないケースがあるようです。ZFSをストレージとして活用する場合、ディスク容量にも気をつけた方がよさそうです。

Brooks Davis氏は来日できなくなったため、急遽ビデオ会議の形式で発表が実施されました。

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