2010Q4 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。
- FreeBSD VirtIO Network Driver
Bryan V.氏からVirtIOデバイスドライバに関する話題が報告されています。currentのメーリングリストにおいて
「[Call for testers] FreeBSD VirtIO Network Driver」 として試験が呼びかけられたものです。VirtIOはVirtualBoxやKVM/ QEMUなどの仮想環境において、 ゲストOSからの高速なネットワーク通信を実現するために必要とされるネットワークデバイスドライバとなります。 仮想環境で動作するゲストOSは汎用的なデバイスドライバを経由してネットワーク通信を実現できますが、
高い性能を実現しようとすると、 その仮想環境技術が提供している機能に対応する必要があります。VirtIOはそうした技術の1つです。今後、 仮想化技術の活用シーンはますます増えることが予想されますので、 こうしたデバイスドライバの開発が重要になると見られます。