2010Q4 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。
- GEOM-based ataraid(4) Replacement
Alexander Motin氏およびM. Warner Losh氏がGEOMをベースに開発が進められているRAIDモジュールの話を紹介しています。FreeBSDは現在、
従来のATAサブシステムをCAMサブシステムの元へ統合するように開発を進めています。この影響の1つとして、 ataraid(4)が利用できなくなる見通しです。 GEOMベースのRAIDモジュール
(geom_ raid) の開発はこれに対応するもので、 GEOMのクラスの形でRAIDを構築します。今のところRAID0およびRAID1に焦点を当てて開発が進められていると説明されています。開発されている機能はモジュール化が取り組まれており、 共通のコアを1つ持ち、 2つのモジュールが開発されています。 この開発はCisco Systemsの支援を受けて開発されていると説明があります。