heads-up
- FreeBSD Foundation announces funding for IPv6 support
FreeBSD Foundationから、
資金援助を実施する新しいプロジェクトとしてBjoern Zeeb氏が取り組むIPv6関連の開発が選ばれたことが発表されました。この取り組みはFreeBSDおよびPC-BSDにおけるIPv6実装をより成熟させるものと説明されています。Bjoern Zeeb氏はVImageの開発を手がけているほか、 その関連でIPv6スタックの改善にも関わってきました。今回の取り組みは、 これまでの同氏の取り組みを支持することにもなります。 FreeBSDは古くからIPv6をサポートしていますが、
初期は関連するソフトウェアの実装や設定がIPv4の利用を前提としたものになっている部分がありました。IPv6関連のすぐれた開発を実施するには、 こうしたIPv4スタックとIPv6スタックが混在した環境は、 問題の特定を困難にし、 開発を複雑なものにします。IPv4スタックとIPv6スタックを完全に分離し、 IPv6のみを提供するカーネルおよびツールやライブラリを含めたプラットフォームを実現することは、 IPv6対応アプリケーション開発において重要なポイントとなります。 Bjoern Zeeb氏の取り組みはこうしたこれまでFreeBSDで実施されてきたIPv6開発をさらに進めるものとなります。FreeBSD 9やFreeBSD 10の特徴的な機能のひとつになるのではないかとみられます。