2010Q4 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。
- TRIM support for UFS
FreeBSD 9-CURRENTのUFSにTRIMサポートが追加されたことがKirk McKusick氏およびKonstantin Belousov氏から報告されています。デフォルトでは無効化されています。TRIMサポートはtunefs(8)コマンドの
「-t enable」 または 「-t disable」 を指定することで有効化および無効化の切り替えを実施することができます。この機能を利用するには、 デバイスがSSDのようなフラッシュメモリを使った記憶媒体で、 BIO_ DELETEコマンドに対応している必要があります。 フラッシュメモリ系のデバイスはハードディスクなどのデバイスと比較すると、
データの書き込み回数が制限されています。またその特性上、 データの書き込み操作時に無駄なコピー処理が発生するという問題もあります。UFSでTRIMが利用できるようになったことで、 SSDを利用する場合の利用速度の向上と、 製品寿命の延命が期待できます。