heads-up
- New CAM-based ATA now default
current - 従来のATAサブシステムがCAMベースのATAサブシステムへ置き換わりました。すべてのアーキテクチャでこの設定へ変更されています。これまでCAMベースのATAサブシステムを使う場合、
明示的にカーネルオプションを指定してカーネルを再構築する必要がありました。今回の変更はこのオプションがデフォルトでGENERICに入るようになったといったものです。この変更がもたらす影響は先に掲載した記事のとおりです。 ハードウェアによって異なる可能性がありますが、
まず、 ハードディスクの名称が次のように変更されます。特に設定を実施しないかぎり、 新しく生成される/dev/ adaの番号は0から連番になる点に注意してください。 - /dev/
ad6 → /dev/ ada0 - /dev/
ad8 → /dev/ ada1
従来との互換性が保たれるように、
ad6はada0へのシンボリックシンクが、 ad8はada1へのシンボリックリンクが提供されるようになります。このため/etc/ fstabを編集しなくともシステムは起動しますが、 /dev/ ad*では基本的な機能しか提供されません。このタイミングで新しいデバイス名へ変更するようにした方がいいといえます。 ahci、
ata、 siis、 mvsをカーネルモジュールとして読み込んで動作させることもできますが、 その場合でもカーネルにはATA_ CAMのオプションを指定しておく必要があります。従来のATAサブシステムで実現されていたataraid(4)の機能はRAID GEOMクラスとして提供されることにります。geom_ raidカーネルモジュールを読み込んでgraid(8)ツールから制御できます。その場合、 /dev/ arXデバイス名の代わりに/dev/ raid/ rXのデバイス名を使います。 新しいCAMベースのATAサブシステムではなく、
従来のATAサブシステムを継続して使いたい場合、 次のカーネルオプションを削除し、 代わりに次のカーネルオプションを追加してカーネルを再構築してください。
この変更は9-CURRENTに対して実施されたため、
リリース版としてはFreeBSD 9. 0-RELEASEから適用されることになる見通しです。 - /dev/