2011Q1 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。
- Journaled Soft Updates
Jeff Roberson氏とKirk McKusick氏がSoft Updatesに対するジャーナル機能について報告しています。これまで報告されていたバグやパフォーマンス的な問題はすでに9-CURRENTで修正されており、
FreeBSD 9. 0-RELEASEを目処にデフォルトで有効化したいという旨が報告されています。 また、
Soft Updatesをサイズの小さいパーティション、 たとえばrootパーティションなどで有効にしている場合のリソースのリカバリについても改善が実施されたとされており、 FreeBSD 9. 0からはルートファイルシステムに対してもSoft Updatesを有効にすることが可能になるだろうと説明されています。 なお、
Soft Updatesにジャーナルを追加した機能はこれまでSUJ (サジュ、 Soft Updates Journaling) と呼ばれていましたが、 最近では 「Journaled Soft Updates」 と表記されることが増えています。