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- FreeBSD Intel GEM/
KSM is going on current - FreeBSDカーネルにGEMおよびKSMを移植する取り組みの最新のパッチが
「Intel_ GPU - FreeBSD Wiki 」にて公開されています。Intelから提供されたDRM、 GEM、 KSE関連のコードはBSDライクライセンスになっているため、 FreeBSDにも移植することができます。もともとLinux向けに提供されたものなので、 動作させるために対応が必要になります。 Intelが提供している最近のグラフィックチップで3Dレンダリングなどを効率良く実施しようとした場合、
カーネルがDRM、 GEM、 KSEなどの仕組みに対応している必要があります。DRMはアプリケーションがダイレクトにグラフィックチップの機能を利用できるようにするためのドライバ、 GEMはグラフィックチップのデバイスドライバが利用するメモリ管理機能となります。GEMは仮想マシンと強く結びついているため、 カーネル側にも対応が必要になります。 現在進められている開発ではIntelのグラフィックチップに対応することを目指しています。FreeBSDで高性能なレンダリングを実現しようとした場合、
現状ではNVIDIAのチップセットとNVIDIA製のデバイスドライバを使うのが唯一の方法となります。今進められている開発が一定の水準に到達すれば、 Intelのグラフィックチップセットを搭載したPCでも同様に高性能なレンダリングが可能になります。ノートPCやネットブックなどはグラフィックチップの選択や取り換えができないため、 そうしたPCを使っている場合には待望の機能が登場するということになります。 Intelのグラフィックチップ以外への対応は、
Intelグラフィックチップへの対応が完了したあとで取り組むことになるだろうという説明があります。こちらの開発が完了した場合、 AMD(ATI)のグラフィックチップでも同様に3Dレンダリングなどの高度なレンダリングが可能になります。