FreeBSD 9-CURRENTにはNFSv4のコードがマージされています。FreeBSD 9.
src
- How to setup the NFSv4 client - mount_
nfs(8) and fstab(5) current - ここまで準備を進めたら、
あとはクライアントからマウントするだけです。mount_ nfs(8)コマンドを使い、 NFSv4でマウントする場合はオプションとして 「-o nfsv4」 を指定します。たとえば次のように実行します。 NFSv4ではNFSv4サーバの/etc/
exportsで指定したツリールート以下であればどこでもマウントできます。ただし、 /etc/ exportsにエキスポートするマウントポイントとして指定したもの以外のパスを指定しても何も見えません。マウントしてもls(1)で確認すると何も表示されないという場合、 /etc/ exportsにそのエントリが入っていない可能性があります。 mount_
nfs(8)でマウントできることを確認したら/etc/ fstabにエントリを追加しておきます。たとえば次のようなエントリを追加します。ファイルシステムのタイプとして 「nfs」 を指定し、 オプションに 「nfsv4」 を追加します。システム起動時に自動的にマウントさせたい場合にはnoautoの指定を取り除いてください。 これまではユーザIDとグループIDを揃えたり、
または揃えるためにNISを動作させる必要がありましたが、 NFSv4からはその必要性が低くなっており手軽に導入できるようになっています。動作させるデーモンが増えてはいるものの、 これまで報告されていたバグも修正されており魅力的な環境に仕上っています。またZFSとの相性の良さも魅力的です。 ひとつ注意が必要なのは、
/etc/ rc. confや/etc/ fstabに指定する項目や設定内容、 実行するコマンドやそのオプションなど、 これまで時間とともに何度も内容が変更されています。9. 0-RELEASEが登場するころには、 これまで7回に分けて説明した内容のいくつかは、 別の名前に変わっていたり、 デフォルトの値が変更されている可能性があります。紹介した内容を利用する場合、 同時にマニュアルも参照して最新の状況に合わせるようにしてください。